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愛が欲しい(!)


「のう、柳生俺んこと好き?」

「大好き?、愛しとる?」

仁王君は今精神不安です。
なぜかわからないのです、ときどき仁王君は誰かに頼らないと壊れてしまいそうになるのです。

そんな時は私が側にいてあげます。
私以外の人に仁王君が頼っているところを見たくないという理由からの少し自己中心的な考えで申し訳ない。

「好きですよ、大好きです、誰よりも愛してますよ。」

「ホンマに?」

「本当です、貴方は私の大切な人だ。」

そう言うと仁王君は安心したように笑うのだがまた次の日になれば不安そうな顔で私のところに縋り付きに来る。

「比呂士、比呂士…大好き。」

「大好きですよ、雅治。」

今日はいつもよりも泣きそうなこえで呟き私に抱き着いている。

「比呂士、シたい。」

…驚いた。
今までこの状態の時は行為をしたいと言ったことはなかったのだ。
断る気はないのだが今断ったら仁王君はどうなってしまうのだろう…
私に頼らなくなるのだろうか?

「比呂士、したくない?」

あまりに沈黙が長かったせいか仁王君がまた何時にも増して泣きそうな声で呟いた。

「そんなことないですよ。」

これ以上焦らしてしまえば仁王君は泣いてしまうだろう、上着を脱がせば仁王君の身体が震えた。

「大丈夫ですか?」

キュッと胸を摘みながら問うと少しばかり…いや先ほどよりずっと嬉しそうな表情をしていた。

「あっ、んん…大丈夫じゃけぇ。」

嗚呼、そうか…

「大丈夫じゃけはよ続き…」

仁王君は別に精神不安な訳じゃなく私に愛が足りないと訴えていたのか。

要するに私を試したと…

「可愛いですね、雅治。」

ここまで仁王君は私に依存しているのか。

「可愛くなか、あん…!」

ズボンの金具を下げて自身を外気に出すと仁王君のそれは次に来る快感を待ち震えていました。

「や、あっ比呂士…」

私が雄を口に含むと仁王君は腰を震わせ快感を身に染みこませていました。

「雅治…気持ち良いですか?」


「はぁ、気持ちい…、ひぅ…!」

仁王君の弱いところの先端を攻めれば仁王君は多少大きな声を出したのでクッと軽く歯を立てました。
「あっ、いっ…!」

「少し声押さえてください。」

「うんんっ。」

小さく頷いたのでよしとしましょう。
しばらく扱いたり舐めたりしていると仁王君がいくらか高い声を出しました。

「んぁっイっちゃ、ぁああ!」

白濁を口で受け止め飲み込むと仁王君はいきなり抗議の声を出しました。

「なっ、なんで飲んだんじゃ!」

「私の口に出したのは貴方ですよ。」
「そうじゃけど、飲むことなかろうが!」

「いいじゃないですが、あまりうるさいとここで止めますよ。」

「やっ…、それは嫌じゃけど。」

「なら、静かにしていてください。」
「ひゃっぁあ…!」

既に先走りで濡れた蕾に指を入れると甘い声を出し私の指を締め付けてきました。

「食いちぎる気ですか?」

「あぁ…っん、違っ!」

淫孔は私の指を離すまいと締め続けるので指を抜き既に盛った私の雄を蕾にこすりつけました。

「欲しいですか、雅治。」

「欲しいっ、比呂士の固いの欲しい…!」

ここまでおねだりしてくれれば上出来だ。

「いいでしょう、挿入しやすいように足を開きたまえ。」

そういえば素直に足を大きく開くので仁王君は淫乱体質なのだろうということがわかる。

「ほら、挿入ますよ…」

「ぁあっや!…ひぁっ」

ゆっくり仁王君の淫孔に雄を入れていくとあまり慣らしていないせいか少しきついが全て埋め込むと仁王君は腰を揺らし始めた…

「比呂士っおっきい、あ!」

「動きますよ、雅治。」

足を肩にかけ仁王君の思うように激しく中を暴れました。

「あっんぁあ!…も、イく!」

仁王君の口から限界の声が聞こえたのでぎりぎりまで抜きおもいっきり突き上げて差し上げると盛大に白濁を撒き散らしました、そして中もかなり絞まるので呆気なく私も仁王君の中に白濁を流し込んでしまった。

「比呂士っ、ありがと、大好き…」

そういうと仁王君は気を失ってしまったように寝てしまった。

もっと早く気付いていたら仁王君は辛い思いをしなくてもよかったのだろうか。

そう思うと本当に申し訳ない。
しかし仁王君のことだ私が謝っても今までの分も愛してくれと笑うだけだろう。

私は仁王君のような寛大な方の側にいれて幸せ者だ。

「私も好きですよ、雅治。」

End.



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