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腐男子君の妄想恋愛学園
自己紹介は大切です。

「そうなんだ〜、灰茅先生は現国の先生かぁ〜」

「あぁ…雨宮は……「紬でいいってば」…………紬はどうして…この…学校に…?」

「俺〜?そりゃ〜人生を謳歌するために決まってるっしょ」

「……………?」


俺と灰茅先生は2−Aの教室に向かうため、長い廊下を歩いていた。
その間に自己紹介を少々し、まぁ〜早い話とっても仲良くなるために互いに名前で呼ぶようにした(強制的にね)。
だって、これから灰茅先生のチョメチョメを考える上で仲良くしておくほうが得でしょ?

俺の直感は絶対に当たる。
絶対に灰茅先生は生徒から…いや…同職の人からも襲われること間違いなし☆
だってね、職員室で出会った瞬間にビビビーって脳天ぶち破るほどの直感がしたから!

大人しい性格に、それにピッタリのゆったりとした口調。
そこまで高くも低くもないテノールの声は甘い響きとなって鼓膜を犯す。
少し色素の抜けた黒髪は歩くだけでもふわりと揺れて麗線を描き、同じ色の瞳は細く伸び優しい雰囲気を醸し出す。
銀色の細いフレームの眼鏡を触る仕草は色香を漂わせ、灰茅先生の魅力を最大限に引き出している。
スーツを着ていても着られてる感はなく、むしろ無駄に筋肉がついてないところに灰茅先生の妖艶さを醸し出していた。


「いや〜やっぱり灰茅先生は綺麗だよね」

「……それを…言うなら…あま「つ・む・ぎ」紬のほうが美人…だと…思うが」


んー?灰茅ちゃんは何を言い出すのかな?
綺麗な目って褒めたけど…眼鏡の度合ってないんじゃない。
こりゃ〜病院直行すべきだ。

「俺が美人?ぐふっ、ひゃははは…あぁぁぁ、ぷふっ。ヤバッ、灰茅…しぇ…んしぇい…ひゃははは、病院GOしなよ…あはははは」

「…………」

「あははー、っひーーーー、ぐはぁ〜あぁ〜笑った。ヤバい、灰茅先生好きだわぁ♪でも〜一応眼科に行くことオススメしとく☆」


バシバシ自分の腹を叩きながら(それと同じくらい灰茅先生の背中も叩き)大声で笑った。
いや〜久しぶりに大声出したわ♪

「でも…この…学校の…特色聞いた…よな?」

「バイとかゲイがほとんどって話?」

「…あぁ…」

「それなら全然おK牧場☆」

「……………………え?」

「それが目的だ………じゃなかった、ほら会いたい子たちがいるからさ。この学校じゃないと意味ないわけ(色々と)」

「…そう…なのか。でも…気をつけたほうが…いい」

「う〜ん、灰茅先生がそこまで言うなら(一応)気をつけておくよ。…………で」


灰茅先生といると和んでしまって、ついついすっかり聞き忘れるところだった。
これって結構重要なんだよね、俺の中でかなり!!



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あきゅろす。
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