友情と恋情の狭間で
序章
あの日――…
俺は君から逃げてしまった…
伝えたくて…
どうしても伝えておきたくて…
君を探していたはずなのに――…
君を見つけて、知らされた事実――…‥
「彼女ができたんだ」
「お前には知らせておきたくてさ…」
少し困った顔で、君は笑う
「一番の親友だから…さ」
――あぁ…‥
君は残酷だね―――…
笑顔も…仕草も…君の俺に対する態度も…
優しさも…慈悲も…何もかも――…
いつもそばにいた
隣にいることが当たり前だったのに…
中2の夏―――
俺は住み慣れた町と大好きな君に別れを告げた
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