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次の日。



学校は休みだったのだが、実技教官との挨拶に行くので制服に着替えた。

いつも通り柳に起こされた。

…いや、いつも通りではないか。

目を覚ませば柳が目の前にいた。
部屋は自分のカードキーしか開かないはずなのだが…さすが情報屋。どこでも開けれるカードキーを作ったらしい。


「…あ、千都ちゃん。自分の武器とか持ってる?」

高良はリビングの椅子に座っていた。


「…ああ、持ってる」

昨日、一から貰ったカプセルをポケットに入れた。


「んじゃ、行こっか」

そうして高良と柳と一緒に部屋を後にした。







エレベーターから降り、楓と挨拶をしてから寮を出た。

「実技教官がいる鍛練所は第一体育館の横にあるんだよ〜」


そう言って学園の中へと入り、1階の奥へと進む。

運動部の活動で体育館内は賑わっている中、隣にある鍛練所はひどく静かだった。


「ンクククッしっつれ〜い」

柳は不気味な笑いをしながら中へと入るとすぐ横に扉があり、その上には教官室と書かれたプレートが貼られていた。


「鴛鴦と其田?随分珍しい組み合わせだな…」

柳と高良でその人物は、見えないがどこかで聞いたことある声だった。


「来週から実践訓練だから紹介しに来た」

そう言って、高良が退けてくれた。





「お前か?編入してきたって奴ぁ…」


「……っ」





目の前にいた人物は俺のよく知っている人だった。





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