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また会いたくて
COUNT:3









幸せな日々が続いて欲しい


それは私の勝手な我が儘で




『景吾、今日は何する?』



「あーん?どっか行きてぇのか?」




『景吾に任せる』




「………」




本気で悩む景吾

なんか面白い




『ふふっ』



眉間に皺が寄ってるよ!

あ、いつもか。




「……よし」




『え?』



景吾が立ち上がって私を抱き上げた




『なに?』




「抱かせろ」




『えぇ!?』




跡部は、桜をベッドへ投げ込んだ




『ちょっ、景吾!』



じたばたと暴れる桜に、跡部は顔をしかめた



「んだよ。嫌なのか?」



桜を見下ろしながら、ゆっくりと桜の首筋にキスを落とす




『そういうっ//わけじゃ、ないよ…っ///』




「ならいいだろ」




『でもぉっ、』




跡部は手際よく桜が身に纏っているものを剥がしとり、優しく愛撫を始めた




「気持ちよさそうだな、桜」




『ん、ぁ…』




景吾の優しい愛撫が好き



耳元で愛の言葉を沢山くれるところも好き



全部が格好良すぎて、また私は悲しくなる



景吾の温もりを感じていられるのも、後僅か。



どんなに嘆いたって、あと2日なんだ



『け、景吾!』




「桜っ!」




お互いを求めあう




『ん、も、景吾…ダメ』




「っく、俺様を味わえよ!」




『っあ、あ、ひっぁああああっ!』




景吾とひとつになる事



昔は、行為自体で景吾の愛情を確かめてた


でも今は違うんだ


景吾の気持ちは痛いほど伝わってる


だから、今のこの行為にどんな意味が含まれているのかはわからない




でも





「桜…」




跡部は、桜の髪をゆっくりと口元に寄せた





『なぁに?』




桜も跡部の胸に顔をすり寄せる





「お前は俺のモノだよな?」




ああ、まただ。



貴方は、ひどく辛そうな顔で



また私を揺るがす





『そうだよ?どうしたの景吾』





「いや…」





もしかしたら景吾は気付いているのかもしれない




『景吾……』





私が抱える罪を







跡部が寝たのを確認し、桜は、ある人物に電話した







『もしもし……』






今にも消えそうな声で






『助けてよぉ……』






桜は、隣で眠る跡部の頬に振れ涙を流した












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