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SHORT
俺の規則







「綾ー!」



『うわっ!びっくりしたっ!』



いきなり教室の机の陰から姿を現したのは景吾


付き合い始めて1年


やっと二人きりになったりするのにも慣れてきた



『なーに?景吾。』



ぴょこっと出てきた景吾が可愛くて、私は思わず笑って景吾の頭を撫でた



「校庭を見てみろ!」



腕を組みながら踏ん反り返る景吾に苦笑いしながら、私は校庭を見た



『なっ……』



私が見たの物は、ありえないくらいに積み上げられたお菓子。



あ、樺地君が埋まってる。


「喜んだか?」



ウキウキしている景吾に恥を欠かせる訳にはいかなかったので


『え、うん。まぁ、それなりに。』


適当に相槌を打った。



「足りないか?」



『滅相もございません。』


こんなに大量のお菓子は見たことが無かったから、びっくりしただけ。



「ハロウィンは、いいイベントだ。」



『……?』



景吾が腕を組んで話しだしたので私は景吾の顔を見上げるようしてに見た。




「恋人を喜ばせる事ができるイベントの1つだしな。」



『……//そうですか。』



にやりと笑いながら私の頭を自らの胸に引き寄せる景吾に、少しだけときめいた。











帝王の決まり
(イベントは、恋人を喜ばせる事が第一だろうが。)


2009/10/31
ハロウィン記念


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