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SHORT
一緒に(向日岳人)






俺は侑士みたいに器用じゃない


ましてや跡部みたいに頭がいいわけじゃない


俺には跳ね回る事しかできない


でも君は言ったよね


そんな岳人が好きだよと


なら、どうして?


俺を好きだと言った、その瞳が


違う男を映してる


俺が好きだったんだろ?


取り柄なんかいらないんだろ?


なぁ…綾













『がっ、くと…』



「なんだよ」



ビクッと綾の肩が揺れる


そんなに怖がるなよ…



『や、岳人!』



コイツ…無理矢理犯されて感じてやんの。バカじゃねぇの?



「綾…喘げよ」



普段の俺からは考えられない程
低い声が出た

と、同時に、綾の股の間に顔を埋め、小さな突起を舐めとる




『っく…け、ご…』




イライラする


んでたよ…


お前、俺が好きなんじゃなかったの?




「なんで跡部なんだよ!」



俺は、怒りに任せて俺は綾の中には自身を突っ込んだ



『ひ、痛ッ…やめ、て!』




「はっ…締め付けてんじゃん…」





『や、も…ああっ』



“景吾”


君にその名前を呼ばせたくなくて

俺は夢中で君の中を犯した




「も…やめてくれ…」





『え?あっ、あああああ!』




小刻みに綾が震えた

達したのだろう














君はすぐに服を着た


「………」




『岳人…酷いよ』



綾は、バタバタと走って出ていった




「はは…」




君に笑って欲しかった


きっと跡部は無理矢理、綾と付き合ってると思ってた


傑作だな…


笑える





“景吾!”




あんなに綾は、跡部を大切にしてた




「わかんねぇよ」





俺だって好きだったのに






「ごめ、ん」






最後に言わせて…







「綾…愛してた」








一緒に
(叶う事はないのだろう)




2009/09/06


あきゅろす。
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