SHORT
隣の席(不二周助)
「んで、不二が飛び込んだんだよん」
『き、キャー/////!!』
顔を真っ赤にさせて興奮しているのは綾
「英二、買い被りすぎだよ…」
苦笑いする不二に綾は、少し怒ったように言った
『子供を助けたんだよっ!スゴいことだよ!ねっ英二!』
「そうだにゃっ!」
参ったな…
不二は、頭をポリポリと掻いた
実は僕は綾が好き
彼女はいつも僕の事を大袈裟に褒め称える
そんな彼女に少しだけ期待したいところだけれど…
彼女は英二のもの
「綾〜!不二ばっかり褒めてると、俺拗ねるからなっ!」
『あ〜ごめんごめん!英二もすごいよ!』
「やったにゃ!」
『ふふっ』
毎日のように二人と一緒にいる僕。
どうして君は英二を見てるの?
どうして僕じゃないの?
二人のことは大好きだけど、さみしい気持ちがあるのも事実。
大切すぎて近すぎた
僕の大切な人達
隣の席
(ココだけは、僕に頂戴?)
2009/10/25
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