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みらーぱにっく




「お前が雨宮で間違いないんだよな?」

久遠さんが睨むように俺の目を見てくる。

「はっ…はい」


俺が雨宮だったら何かまずいことでもあるのか?


「俺の質問に答えろ。嘘ついたらブッ殺すからな」

「は、はいぃッ」

どうしようどうしよう。

俺絶対殺されるよ!

隼人にお別れ言っておけばよかった……。



「タカ、質問ならアマミヤくん解放してからにしなよ」

瀬川さんが思わぬところで助け船を出してくれた。


「……それもそうだな」


そう言うと久遠さんは、掴んでいた俺の腕を解放した。


「……ッ」


目の前から久遠さんの顔が消えたことで、ほんの少しだけ緊張の糸が緩んだ。





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