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paralysie(N*G)


ナツの無邪気攻め

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paralysie


「グレーィ!俺にも耳かきしてくれ!」

「…は?」

ナツがグレイの家を訪ねてきたかと思うと、そう言い放った。
いきなりのことで唖然としているグレイにナツが詰め寄る。

「さっきハッピーに自慢されたんだ。お前昨日ハッピーに耳かきしてやったんだってな、しかも、ひざ枕で」

ナツはひざ枕を強調している。
どうやらそこが気に入らなかったらしい。
ハッピー相手に嫉妬かよ、とグレイは溜息を吐く。

「あんなぁ、男が男の耳かきなんか変だろ…」

「ハッピーだって男だぞ!現にアイツ俺に自慢してきた時すんげぇいやらしい顔してたんだ!なぁ俺にも耳かき!ひざ枕で耳かきーグーレーイー!」

「うっっせぇな!分かったから人ん家で騒ぐな!」

「まじで!やった!」

グレイが折れた瞬間ナツは子供みたいに目を輝かせグレイに飛び付いた。
そのキラキラした笑顔を見るとグレイは不満を言うことも出来なくなってしまい、諦めて部屋のソファーに腰掛け、膝を叩く。

「ん、早く来いよ」

「グレイのひざ枕!」

ナツは喜々としてソファーに寝転びグレイの太ももに頭を乗せる。
あまりにナツが嬉しそうにするから、グレイは恥ずかしくなって顔が熱くなった。

「…変なことしたら耳ぶっ刺すからな」

「しねぇって。つかグレイ飯ちゃんと食ってんのか?足全然肉ついてねぇじゃん。かたいー」

「うるせぇな…食ってるよ。女じゃねぇんだし柔らかくなんてなるかよ。文句言うなら退け」

悪態はつくもののグレイはナツの耳を傷付けないように気をつけながら、ゆっくり耳かき棒を挿し入れる。
ナツは耳かきをされている間くすぐったいのか、うぅだとかぬぁだとか変な声を出していた。
黙々と片耳をやり終えるとグレイはナツの耳にふっと息を吹き掛けた。

「うぉっ、今ゾクっとした!何すんだよ」

「ん、悪い。終わったらなんかやっちまった…」

他意はなかったらしく、グレイはきょとんとしていた。
あ、今の顔可愛い、とナツはグレイの顔を見上げる。

「なんだよ…早く反対向けって」

「はーい」

ナツはくるりと向きを変え、グレイの方に身体を向ける。
すると顔と身体の距離が近付いた為かグレイの匂いがナツの鼻腔をくすぐった。
思わずナツはグレイのお腹に顔を埋める。

「ちょ、何やってんだよ!」

グレイは顔を真っ赤にしてナツを引きはがそうとするが、今やナツの腕は腰に回され身動きが取れなくなっていた。

「ナツ…!」

「もう耳かきいいからさ、しばらくこのままが良い」

「はぁ…?て、ナツ?」




結局その後ナツは眠ってしまい、起きた時にはグレイは立てなくなる程脚が
痺れてしまっていたらしい。

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あきゅろす。
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