純愛小説 ページ:9 「そうかなぁ…… 」 「そうよ、まず、ちゃんと確かめてみないと」 ゆきえに励まされて私はお弁当のコンビニおにぎりを食べながら、決心した。 「私、告白する!」 どうなるかはわからないけど、にぼしに、私が、人間としてにぼしに惹かれていることをこの気持ちを伝えたい。 抱えておくのは、苦しい。 「どうして、そんなに好きになったと気づいたの?」 ゆきえが聞いてくる。 私は顔を赤くしながら答える。 「お味噌汁を、ね、いつも……おいしくつくってくれてて、私、ずっと気になってた」 [*前へ][次へ#] |