純愛小説
スーパーラバーズ
放課後の職員室。
他の教師がそれぞれどこかに出掛けているタイミングのなか、一人デスクに居るある教師がそこで電話を受け取って、にやりとわらっていた。
「はい、もしもし?」
手元には出席簿のようなリストがある。
《見つけました、あれはスーパーラバーズと思われます》
通話相手が、どこか興奮した声で誰かが報告する。
「そう、ありがとう」
ニヤ、と教師の口もとが弧を描く。
「待ってなさい、スーパーラバーズ!」
教師の裏の顔を、誰も知らない。
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