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純愛小説
スーパーラバーズ
 放課後の職員室。
他の教師がそれぞれどこかに出掛けているタイミングのなか、一人デスクに居るある教師がそこで電話を受け取って、にやりとわらっていた。

「はい、もしもし?」

手元には出席簿のようなリストがある。

《見つけました、あれはスーパーラバーズと思われます》
通話相手が、どこか興奮した声で誰かが報告する。

「そう、ありがとう」

ニヤ、と教師の口もとが弧を描く。


「待ってなさい、スーパーラバーズ!」

教師の裏の顔を、誰も知らない。
5/69:45

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