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純愛小説
ときめいちゃうよ。


 そのあと、服を探してて、見つからずにあわてて戻ってきたらいつのまにか彼は寝てしまったらしい。

「わ……」

綺麗な寝顔。




私は立ち尽くしたまま、消ゴムの少し削れた頭や、白い肌、つるつるした輝きを眺めた。
彼の寝顔を窓からの日差しが照らす光景は、なんだか華やかで……周りに花が咲いたみたいになる。ドキ、ドキ、ドキ、ドキ。
心臓が暴れる。
なにときめいてんの、相手は消ゴム。

「はっ! 画用紙画用紙!」

私は慌てて服作りに励んだ。4/2815:11

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