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純愛小説
14:26

ハッ!

そうか、練り消し……
練り消しなら、長生きする可能性がある。
くうちゃんを励ませるかもしれないと思った矢先。

「私、こんなだけど、あなたが練り消しになるのは、嫌なの。白い肌で居て欲しい……それはあなたじゃないから」

くうちゃんがそれを否定した。 口に入れた一欠片を、咀嚼しながら彼女は泣いていた。
よく見たら手には、昨日のくずよりかは大きい明らかに身体一部分、小さな消ゴムがあった。といっても割れてこぼれた先端くらいだが。

「ゆうくんの消ゴムじゃなかったら、あなたに会えなかった。なのに、胸が苦しい」

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あきゅろす。
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