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フリリク(曄鏖sama)後編





いよいよコンテスト当日となり、会場には続々と出場者たちが集まって来ていた。その中にはもちろんキッドとローの姿もあり、最終チェックに体慣らしなどで慌ただしく動き回っている。


「その面は緊張してるって感じだなトラファルガー」

「何言ってんだか。そっちこそ膝が爆笑しているんじゃありませんこと?」

「気持ち悪い喋り方すんなアホ」



大事なコンテストだということもあり、2人共ばっちり勝負服でキメていた。キッドは全体的に黒と紅でまとめ、その背中には堂々たる火龍を讃えている。一方のローはというと、重々しいイメージのキッドとは反対に蒼と白という爽やかな感じでまとめ、最近のお気に入りである胸元の白虎のワンポイントでテンションを上げつつ、プリーツスカートで女らしさも忘れず装備。見せパンはこれまたお気に入りの白クマ柄である。

と、そろそろ2人の出番が近付いてきた。係の者に声をかけられ、ステージ裏にスタンバイした。





「緊張し過ぎてコケんなよ?」

「その台詞はそのままお前にお返しするよ」

「ハッ、言うねぇ」

「つか無駄話すんなよ先輩」


相変わらずなローの態度に小さく舌打ちして、けれど直前に喧嘩するわけにもいかず口を閉じた。
しかし、あの生意気なローがあっさり引き下がるはずもなく。



「ったく、男の癖に化粧なんかしやがって」

「テメェこそ、ちったあ女らしい体型になったらどうだ?」

「誰がまな板だ!」

「あ、自覚あるんだ?」

「うっさいニワトリ頭!」


そのままのノリで飛び出たもんだから、当然だが練習通りにはいかず。





また部にトロフィーが増えたのであった。










+−+−
フリリクのキドロ♀でダンス部パロでした!ダンスの表現は曖昧すぎるし、女らしくなさ過ぎるローで申し訳ないです(土下座)

リクありがとうございました!

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あきゅろす。
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