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フリリク(紫呉sama)







「あれ?」
「どうした、たしぎ」
「大佐、虫刺されですかあ?」
「あ?‥‥‥‥ッ!!」

















「失礼する!」
「あら、スモーカーじゃないの」


バタン、とドアを閉めて駆け込んできた部下を、ベッドに寝転んだまま見遣る。アンタまだ寝てたのか、と文句を言われ。



「あー‥‥ほら、今日は非番だから」
「明らかに今考えたじゃねェか」
「‥‥で、何の用?」
「ん、ああ、そうだよこれ!!」


そう言って指差す先には、





「キスマークだね」
「そんな事もなげに言わんで下さい!」
「大声出さないでよ‥‥」


くああ。欠伸するこちらを睨み、それから溜息を。彼は根っからの真面目人間、その分、からかうのが楽しくて仕方ない。



「そんなにかっかしなさんな。ちょっと、こっちにおいで」



手招きすれば渋々寄って来る。のそのそ起き上がって、手の平を頬に触れさせると反射的に肩が揺れた。





「狙ってやってるんだから」
「それ、余計にタチ悪いじゃねェか‥‥」



まるで問題児を叱る親のような目でこちらを見るスモーカーの首に腕を絡めれば、視線をさ迷わせて身を引こうとする。しかし離れない。放さない。


「喜べば良いでしょうよ」
「‥‥何も嬉しくないですから」
「嘘。本当はオレに会う口実ができて嬉しいくせに」



真っ赤な頬には、それが図星であると正直に書いてある。可愛い、と口に出さず思って、その唇に触れるだけのキスを。







「っ仕事中だ!帰る!」
「はいはい、また来なさいよ」



軽く手を振って見送る。

来た時とほぼ同じ様子で帰って行った部下のポケットには、所有の証を隠すための絆創膏。





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遅れて申し訳ないです!
リクエスト感謝でした^^*

キジスモ微甘。
スモーカーが別人?←

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あきゅろす。
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