semmai 山本ver. 標的12 ツナ救出!? ツナを救出するために桃巨会に向かった獄寺と名前… 「おい、怖かったら逃げでもいいんだぜ?」 『ははっ、んなわけないよ。ツナがさらわれたんだ…行くよ!こーみえても、ケンカは強いんだよ?』 「じゃ―――――行くぜっ」 勢いよく、扉を蹴り開けた獄寺。勿論、なかには目つきのよろしくない方々がたくさん。 「てめーら、なん…ぐぁ!!」 「うるせー!」 容赦なく殴る獄寺。 『獄寺…いきなりは…』 「よー…姉ちゃん、どうしてくれんだよ?あぁ?」 獄寺にはかなわないと察したのか、名前に標的をかえた。獄寺は黙っているわけなく… 「てめーら、名前に『さわんな!近づくな!!』 容赦なく殴る名前。勿論、相手も向かって来るわけで…獄寺と名前は攻撃していった。 しばらくして、向かってくる奴がいないことに気がついた2人。 『ツナ!ツナの居場所聞かないと!』 獄寺はそばに倒れている者の襟元を掴み 「吐けよ、コラ!!」 「あがっ」 しゃべれる状態ではなかった。名前は名前で揺さぶり起こしてみるが… 『居場所教えてー』 「ひいいっ」 こちらもダメだ。そんなとき、ディーノとツナは扉を開け呆然としていた。2人はツナの無事に喜んでいたが、格上の相手が現れたため、ディーノが交渉。 「オレはキャバッローネファミリー、10代目ディーノだ。こうなったのはすべてオレの責任だ。悪かったな。全員の治療費と備品の修理費は払う。それで手を打ってくれ」 しかし、言うことを聞かず、しまいには… 「金と、そちらの姉ちゃんはいただく。そしててめーらは帰さねぇ!」 「んなっ」 「てめーっ」 『な!!』 「交渉決裂か。じゃあ力ずくで帰るしかねーよな」 交渉決裂。ディーノは鞭を構え思いっきりふった。しかし、部下がおらず… ベチッ 「うがっ!!」 バチッ 『わ!!』 ガスッ 「だっ!!」 鞭は手から抜け、獄寺の顔面。名前の頭。ディーノ自身の顔面に持ち手があたった。そして、ツナには死ぬ気弾が撃たれ、敵を倒していった。 名前と獄寺は復活し… 「大丈夫ッスか、10代目!」 『後ろは私たちにまかせて!』 「おう!!」 三人は背中合わせで戦った。ディーノは感心し…部下が来たことによって強くなり、桃巨会は壊滅。 . [*前へ][次へ#] |