semmai 沢田綱吉ver. 標的16 はじめての殺し ズガン 『あ?』 気分は最悪だ…いきなり銃声の目覚ましが鳴ったと思ったら、どうやら、私が発砲したみたいだ。しかも、誰が倒れてるし… 『なに?何の遊びですか?』 「お前が撃ったんだぞ。やっとマフィアっぽくなってきたな」 「少し見直したわ。これで一人前ね」 ほー…人を殺したら一人前なんだ…ってか、赤飯つくらんでいい!!さて、騒ぎになる前に… 「愛称さーん!見て…きゃああ」 『ちょっと…落ち着きなよ』 無理だと思うけどさ。明らかに私、殺人者だもん。銃片手に血流して倒れてる人を見下ろしてるからね。さて、ハルに説明… 「おじゃまします、10代目!」 「よお、愛称!」 山本と獄寺くんだ…なんか3人で騒ぎ出したし… 『ちょっと、落ち着いて!そこに座ってて!!』 狼狽する彼らを座らせ、私はリボーンの方を向いた。 『これ、私がやったの?』 「そうだぞ」 『なら、この銃に弾はまだ残ってる?』 「ああ」 私はニヤリと笑って見せ… 『そこの死体のふりをしてる人?…早く起きないと…本当に死んじゃうよ?』 カチャ ガバァ 「まっ!まってください!!10代目!」 「はひーっ!!!死体が起き上がったです!」 殺され屋のモレッティは白状して起き上がった。リボーンはよく見破ったと誉めていた。 はぁ…せっかくの休日が… . [*前へ][次へ#] |