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短編置き場?
綾人がハーレムに!!
それはある日のこと、少年、神薙綾人は
同じクラスの堂島 智美のラボに興味を持って遊びに行っていた。

途中、同じクラスの神埼 深紅に、年上だが同級生の九条院 響、
学園に時々現れる少女 芳野 朋らと出会いその
話をしたところ、彼女達も興味を持ち付いて行くことにした。

そしてラボに到着して中に入ると、智美が何かの新薬の実験をしていた。
だがその時、調合に失敗したのか突如薬が爆発し、辺りに煙が舞った。

煙が晴れて視界が回復すると、綾人の目にはある光景が写っていた。

そう、なんと女性陣全員に動物の耳や尻尾が生えていたのだ。

彼は何とか愛で衝動を抑えつつ智美に話を聞くと、
何でも一時的に動物の姿になれるという新薬の実験だったらしく、
先ほどの爆発でその成分が空気中の酸素と混ざり合ったことで
このラボに居た女性陣に影響が出てしまったとの事。

でも、何で自分にはその影響がないのかと彼が聞いたら、
恐らくそういう耐性があるのかもしれないという。
だが、目の前に移る光景にもう衝動を抑えることが出来なかった。
そして現在・・・


「頼む!耳と尻尾をモフモフさせてくれ!」


彼は真剣に土下座で彼女達に頼んでいた。
その一変の迷いも無い土下座は男らしいのか男らしくないのかよくわからん。


「そんな土下座せんでも・・・別にわっちはかまわんで。」


「私もですね。この耳と尻尾を触られるとどうなるのか気になりますし。」


「僕もいいよ♪あっくんはいやらしい気持ちで頼んでいるわけじゃないしね。」


「はいはーい、だったら僕がトップバッター♪」


こんな感じで女性陣たちは快く承諾。
そして綾人は動物を優しく愛でるようなハンドテクニックでモフモフを始めた。

その神がかったかのテクニックに彼女達は心地いい感触を味わっていた。

だが、これはほんの序章に過ぎなかった。
愛で始めてから数分後、彼に異常が起こった。


「(はぁ、はぁ、何だ?何故か愛でるだけじゃ物足りなくなっている。
ただ触るだけじゃなく彼女達を・・・抱きたいと思ってしまっている!?)」

そして動物化した彼女達にも・・・


「(なんでや、触られるだけじゃいやと感じてしまってる!?)」

「(あの人に抱かれたい、何故こんな事を強く思ってしまうの!?)」


「(もっと愛されたい。もっと求めて欲しいよぉ。)」


「(あややんと・・・一つになりたい・・・)」


顔を紅潮させ、呼吸が速くなってきている彼女達。
実は今の状態は動物の耳や尻尾が生えただけではなく、その副作用で動物達が持っている雌雄の欲が刺激されている状態、所謂発情期の状態になってしまっている。

その効果は動物化した女性陣達はもちろん、耐性を持っている綾人でさえも抗えないものなろうとしている。
彼の場合は自身の愛で衝動が皮肉にもそれを増長させてしまっていた。


「た、耐えろ・・・ここで理性を失えば俺は・・・」


彼は必死に歯を食いしばり、血の涙を流しながらもその感情を抑え込もうとする。
自分が抗わなければ彼女達が取り返しのつかない事になってしまうから。

そんな彼の姿を見た彼女達は、目配せをしてある決意をした。
それは・・・


「綾人、もう我慢せんでえぇよ。」


「そんなになるまで耐えようとするのは、それだけ私達の事を大事に想ってくれてるからですよね。」


「でも、そんなあっくんの辛い姿は耐えられない。」


「だから僕達はあややんを愛する・・・ううん、というか僕達みんな最初から愛していたんだけどね。だから、僕達を愛して欲しい。」


「・・・深紅・・・智美・・・響・・・朋・・・」


彼女達のその真っ直ぐな想いに彼は・・・


「・・・ありが・・とう・・・出来るだけ・・・優しく・・・するからな・・・」


彼女達を全力で愛することを決意して・・・


「あ、あん!?綾人、綾人!」


「はぁ!?そんな、はげし!?あぁぁぁん!」


「気持ち、気持ちいいよ!」


「僕達、ひとつになってるんだね!?うれ、しい!」


こうして彼等はお互いを求め合い、薬の効果がなくなるまで愛し合った。

そんな事件からしばらく経ったある日・・・


「「「「出来ちゃった・・・赤ちゃん。」」」」


「orz」


あの日、理性を失った自分と愛し合った彼女達から妊娠の報告を聞いた・・・4人同時に。
そしてorzの体性になりながらも彼の出した答えは・・・


「・・・とりあえず収入のある職場があって、一夫多妻が認められている所探さないとな。」


「「「「それじゃあ・・・」」」」


「不自由な思いをさせるかもしれないけど、お前達全員を幸せにしたい。
いや、一緒に幸せになりたい。だから、これから先もずっと俺と一緒に生きてくれるか?」


4人全員を愛し幸せにするという答えに彼女達は・・・


「「「「喜んで。」」」」


笑顔でそれに応えた。


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