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魔法戦記リリカルなのはForce鋼鉄の騎士
第四十八話
「まずは見習いども、デバイス起動 防護服着装!」

ヴィータの言葉に反応したのはアイシスだった。

「了解ッ! ジャケット・オンッ!」

すると瞬時にアイシスの身体に装備される。

『おや、出番ですか?』
「実践訓練だよ、パフィ!」

アイシスに尋ねれられてパフィに説明された。

「エンゲージ・スタンバイ。ディバイダーセットーー」

手を繋いで目をつむるトーマとリリィ。
するとトーマの手にディバイダーと銀十字が現れる。
そしてリリィの服装も変わると銀十字の本を握る。

【エクリプス、コントロール、正常範囲】

銀十字の言葉に笑みをうかべるリリィ。

「システムゼローースタート・アップ」

トーマにもたれて、トーマはリリィを支える。
そしてトーマにリリィが中へと降りる。
トーマの服装が変わる。

「ディバイダー996。シュトロゼック・リアクテッド【黒騎士】」

トーマの防具は黒騎士モードとなっている。
これに続いてソウガとアヤトもリアクドを同時にしていた。
その様子を見ていたヴィータとなのはは。

【跳ねっ返りは電池式防護服で二人組は融合型と】
【どちらも魔力に依存しない戦力ってのは大きいね】

と、思いながら見ていた二人。

「わー、生で見るのははじめてだー」
「相変わらず悪そうだねェ」
「うぅ、そう言われても」

トーマ達を見てわやわやと騒がしくなる。
アイシスはスバルに褒められていた。

「ん? でも目の色が違うね」
「そういえば、そうだな。前は赤かったもんな」
「そうだな、今は……んと、紫か?」

トーマの目を見てエリオとソウガとアヤトがつぶやいた。

「安定しているからだね。リリィがトーマの中で頑張ってるから」

スバルが笑顔でにこにこと笑みを浮かべている。

「あれ? トーマ。視界は大丈夫?」
「ええと……」

リリィが心配そうに尋ねるとトーマは目に手を当てて確かめる。

「ちょっと色がおかしいのとなんか情報表示が出てる」
【あ、あれれ?おかしいな】

トーマの言葉に困惑しているリリィ。

「戦闘情報とあとスリーサイズがっ……!」
【わあ!ええと視界モード切り替え完全通常世界(ノーマルディビジョン!)】

次のトーマの言葉に慌ててなおすリリィ。
カシャっという音と共に元の視力に戻る。

「おっ。ああ戻った戻った、普通に見える」

ほっと安堵するトーマ。

「あ、色が変わった。今度は緑!」
「面白ーい!」

トーマの目を見てエリオとキャロが珍しげに見ている。

「さて、見習いども準備も整ったところでーー」
「残りメンバーも防護服を着装だと言いたいが、リュウセイとシグナムがお手本の模擬戦をするからよーく見てろよ?」

なのはの言葉に続くようにヴィータがいうと。
シグナムがどこかうきうきした様子で前に出る。

「お兄ちゃん、大丈夫?
「ああ、平気だって」

心配そうなツグミの頭を撫でて前に出るリュウセイ。

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あきゅろす。
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