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専門用語集
NATO (ナトー)コード
第二次大戦後の冷戦時代、旧ソビエトが開発・製造した軍用機や潜水艦については正式な名称が西側世界に伝わることが無かったため、その存在が確認されるとNATOでは一連のコード名を付与するのが決まりとなっていた。航空機の場合は機種により命名基準が決められており、戦闘機なら『F』、爆撃機なら『B』、輸送機なら『C』、ヘリコプターは『H』で始まる単語が使用されている。
 潜水艦の場合は『A(アルファ)』から『Z(ズールー)』までの無線用略号によりクラス別で名称が付与されたが、結局数が足りなくなったため最新の潜水艦には『アクラ(鮫の意)』という基準外の名前が付けられた。また『S(シエラ)』と名付けられた戦略ミサイル原潜のように後から制式名称(この場合『タイフーン』という名称)が明らかになると、NATOコードよりも制式名称が一般的に流通するようになる場合もある。
 航空機の名称のうち冷戦時代に付けられたものの中には悪意に満ちた名称(たとえば輸送機An-24の『コック(男根の意)』や戦闘機Yak-38『フォージャー(偽造者の意)』など)も少なくない。

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