白くまマン
彼女の策略?
私、永井理沙は今大変な事になっている。それは…
「あぁ!そっれ私っの!!」
お正月恒例?のバーゲンに来ている。私の大好きなブランドのバーゲンだ。
勿論!福袋も買った。でも、それとは別に色んな服が安く、安く!買えるんだからそんなお得な事はない。
「ちょっ…これは私のだっつーの!!
なっにすんの!引っ張んないでよ!」
う〜…なんで!?あの服は私が初めに取ったのに!
……ん?あっ!あのスカート可愛い!もぅストライクゾーンよ!
よし。次はあのスカートよ!
今まで取られてた分を取り返すわよ!
「そのスカートは誰にも渡さっ……!?」
ドサッ
「…っ」
私の今の状態。
誰かに押されて尻餅をついてしまった。自分の髪も着ている服もぐちゃぐちゃ。
イコール
最悪。
「くそぅ…こうなったらアイツを呼んでやる!白くまマン!!」
私の目の前に白い煙が現れると白くまマンが立っていた。
「お願い白くまマン。私あのスカートが絶対絶対ぜーったい欲しいの。取ってきてくれる?」
コクンと頷いた白くまマンはバーゲンの輪に入ると私の欲しがったスカートを持ってきて私に渡した。
「そうよ、これよ!!ありがとう白くまマン」
その時、私はイイ事を思いついた。
「ねぇ白くまマン」
「?」
「白くまマンにもうひとつお願いがあるの。お願いできる?」

後日、『バーゲン戦争に苦戦する白くまマンを見た』という噂がたったのは言うまでもない。

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あきゅろす。
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