TickeT
望まぬ不死者(1)
──んっ
「ここはどこ…だ。暗いけど家の中かな」
床を撫でるとそこはザラザラとしていて、重い冷たさ、コンクリートだった。
「なんでコンクリート…。家じゃないのか…。だったら…ここは一体…」
緩と立ち上がった。何だか頭がクラクラする。
「うっ、なんか頭がはっきりしないな」
そんな時、ふと大きな暗闇の中にこちらへ歩いてくる小さな暗闇が見えた。
「ん、何だ…」
「お前だろ。俺の希望を持っていったのは」
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