TickeT
這い寄る夜襲(7)
「でもこれって悪戯じゃないよな。二階なのにガラスを踏んだ跡があるし。一階だったら割った道具を取るために入れるかも知れないけど…」
ここは二階。割られたのはベランダの無い窓。悪戯程度で一一登る気にはなり難いだろう。
「問題は今いるかだよな。探してる間に出ていってくれてないかな…」
再び恐怖が転がってきた。
「大丈夫だよな…。見かける事無く、ここに着いたんだから」
言い聞かせても中中動く事ができず、その場で周りの気配に気を配るだけだった。
[back]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!