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TickeT
雨音の余韻(3)
「覆す…それが本来避けられない死でも…」
「はい、ですから貴方が強く望めば、チケットの力はどんな方向にでも進みえます。それがチケットの存在理由の範囲内であればですが」
「僕がA氏を救いたいと思っていれば…」
「救う事も可能だと思います」
「そうですか──」
僕はチケットを心持強く握った。
「その様子ですと覚悟が決まった様ですね」
「覚悟…命を捨てる…」
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