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TickeT
無賃乗車(6)
「それってどういう事ですか」

「このような事はままある事ではないので言いきる事はできませんが、文字どおり貴方がA氏の運命を握っているという意味です」

「でも…チケットは僕を持ち主だと認識したって、彼が言っていましたよ。チケットが僕の物になったんだったら、僕が変えれるのは僕の運命じゃないんですか」

「確かにチケットは、持ち主の運命を変えるために存在しています。しかしそれは、受け取るべき人が受け取った場合の話です。本来受け取るはずでない人が受け取ると、そうなるとは限りません。分かるでしょ、今は誰が受け取ったんでしたっけ」

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あきゅろす。
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