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*性描写を含みます。ご注意ください。
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「ん……」
家に帰るなり後ろから抱き付かれ、キスをされた。
最初は軽いキスだったが、段々と深みを帯びていく。
互いに唇を離した時には息が乱れていた。
次の行為に及ぼうとするのを慌て制した。
「ちょっ、待って下さいっ!ぁっ、き、着物が…」
着物が大変な事になってしまうではないか。
「俺より着物のが大事か?」
「比べる、方が、おかしいんです。」
「すまん。待てない。」
「ちょ、せめて着替え、ふ…あ…っ…」
言葉を無視して淫らに手は動いていく。
「い……だ、駄目です、こんな所で………っ、」
此処は入って直ぐだから、お店の中だ。あまり来ないが客が来たらどうする。
そんな思考を読み取った天侯は、奥の畳みの寝室までシュンを抱えて運ぶ。
やんわりと優しく、敷かれてる布団にシュンを降ろすと同時に愛撫を再開する。
「あっ、あ、ふっ、」
胸の飾りをペロリと舐める。
「あぁっ…」
それに答えるかの様にビクリと反応する身体。
飾りを舐めながら、キスマークと云う華を散らしてゆく。
真っ白できめ細やかな肌に沢山の朱色な華。
綺麗と言う言葉だけでは表せなくて、ゴクリと唾を呑む。
何度抱いても、飽きない。
寧ろ、より渇望し、シュン無しでは生きていけないだろう。
最近つくづく思う。
しかし欲しいのは身体だけじゃない。
全てを。
シュンの全てが欲しい。
危ないな…。
シュンというモノの甘い中毒にかかっている。
苦笑が漏れる。
こんなに望む事があるとは…。
三十年位前のシュンに出会う前までは、こんな事一度も無かった。
いつも冷静なシュンが徐々に乱れていく。
その姿はとても妖艶で、ずっと眺めていたくなる程。
……………でもそれも困る。
ずっと見てるだけなんて、堪えられん。
触りたい。
感じて欲しい。
俺というものを───
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