【完結】 Novel〜Lord's Soul〜
拍手小説〜オトナのオトコ祭〜
ラード「よーし、じゃあ今月もお疲れさん!カンパーイ!」
シキ「はい」
マーシャ「はぁぁ。」
ナツ「・・・・。」
ラード「おいおい!どんだけテンション低いんだよおい!月に一度のオトナの男祭りなんだからよおお!!!つーかマーシャお前ため息つくなッ!!!!」
マーシャ「いやぁ、やっぱりこのメンツじゃなぁ〜。可愛いこチャンがいないと盛り上がらない。」
ラード「お前いつもいつもそれなーッ!!!!だから前回可愛いメイドの子達呼んだじゃねーか!それを嫌がったのはマーシャだろ!?」
マーシャ「俺が可愛いと思うのはリオナだけだから。」
ラード「じゃあリオナ呼んで来いよ!」
マーシャ「こんなゲスな飲み会に呼べねーよ。もう寝てるし。」
ナツ「俺帰ってもいい?」
ラード「待てよナツ!!!今回からこのオトナの男祭りの新メンバーに加わったんだからもっと喜べ!!!!」
ナツ「全然喜べねーわ。つーかなんで俺?」
ラード「この集まりは20禁だからな!シュナとリオナはまだ未成年だからお前になった!」
ナツ「俺ももしかしたらまだ未成・・・・」
ラード「まーまーまー固いこと言わずに飲もうぜ!」
シキ「そう言えばラード、ユリスと付き合ってるんだろ?良かったじゃないか。」
ラード「って早速ぶっこんでくるなよ!!!!!」
マーシャ「あはは。超ウケるよな。ラードがあのユリスと付き合うなんて。どーゆー風の吹き回しだよ。」
ラード「うるせーな!!別に良いだろ!?」
シキ「ダーク・ホームの女帝とも言われるユリスをよく手中に収めたなと感心してるんだよ。」
マーシャ「ユリスの奴、気は強いけど見た目は美人だしスタイルも良いからよ。ラードと付き合うって聞いた他の男共が泣きわめいてたぜ?」
ラード「まぁこのラード様にかかればどんな女もイチコロよ!!がはははは!!!」
ナツ「でもユリスって昔は、そこの変態のことが好きだったんだよな?」
シキ「よく知ってるな。」
ナツ「噂で聞いた。」
シキ「確かに変態マーシャに気があったとは噂で聞いていたが。」
マーシャ「ねぇナチュラルに変態で通すのやめてくれる?」
ラード「なんだそれ聞いてねーぞ変態!!!!」
ナツ「うわヤキモチかよキモい。」
ラード「や、妬いてねーしッ!!!!」
マーシャ「つーかそれ相当昔のことだしほんの一瞬の話だから。俺がダーク・ホーム入ってすぐぐらいの話だから。」
シキ「確かあの時のマーシャ、"ヤバイ、ナイスバディのネーサンに食われるかも"って言って顔真っ青にしてたよな。今でも笑える。」
マーシャ「だってあの時ユリスのやつ、"今夜もベッドで待ってるわ(ハート)"って毎日言ってくるもんだからこの女正気かよってゾッとしたわ。」
ナツ「で、一緒に寝たのか?」
マーシャ「誰が寝るかッ!!!!!」
ラード「確かにあの頃のユリスは誰彼構わず遊びまくってた印象あるわ。」
シキ「多分マーシャのことも一目惚れだったんだろう。まぁ結局、ユリスもマーシャの中身を知ってやめたんだろうがな。」
ナツ「変態だったから?」
マーシャ「ちげぇよッ!!!!!」
ラード「あ!!それユリスから聞いたわ!!!初めてユリスがマーシャと一緒に任務に行った時、マーシャが笑いながら楽しそうに敵を倒していく姿がなんともまぁ気持ち悪いったらありゃしないって。血にまみれて嬉しそうに笑ってたとか。」
マーシャ「それ都市伝説!!!!!」
シキ「あの男はキチガイ死神だとも言ってたな。」
マーシャ「はぁ!?そんなこと言ってたのかよあのアマァァ!!!!!!」
シキ「結局、ユリスの遊び癖も命の恩人でもあったマスターに叱られたのもあって無くなったが、まさかラードとこうなるとはなぁ。」
ナツ「なぁなぁ、ユリスはやっぱりアッチの方は上手いのかよ?」
ラード「へっへっへ。知りたいか?」
ナツ「そりゃあね。」
マーシャ「ナツは若いね〜」
ラード「ユリスのやつ・・・・めちゃくちゃ上手い。」
ナツ「へぇ。」
シキ「・・・・こら、あんまりそういう話をナツにするもんじゃない。」
ナツ「良いじゃん別に。そーゆーシキはちゃんとヤッてんのか?定期的に。」
シキ「は!?!?」
マーシャ「あはは、確かに。あ、もしかして・・・・」
ナツ「まさか、もしかしたらもしかしたか?」
ラード「がははは!嘘だろおい!!!!」
シキ「・・・は?」
ナツ「だから、シュナとヤッ・・・・」
シキ「・・・ってるわけ無いだろ馬鹿野郎!!!!!!!!!」
ラード「そうなのか?俺はてっきりシュナを恋人として思ってるのかと」
シキ「お前ら馬鹿か!?そこの変態と一緒にするな・・!!!!!!」
マーシャ「だから俺を変態と言うな。」
シキ「シュナをそんな目で見たことなんか一度もない!!!それにシュナも俺も普通に可愛い女の子が好きなんだから変なこと言うな!!!」
ラード「じゃあリオナのことは?」
マーシャ「おい何でリオナを出す。」
ラード「だって前にリオナの寝顔は可愛いってシキが言ってたぜ?」
マーシャ「・・ぁあ?」
シキ「ちがっ・・・あれは違う!!!!!」
マーシャ「何が違うんだよ、え?リオナの寝顔は可愛くないっていうのかよ?」
ナツ「はっきりしろよシキ。」
マーシャ「正直に言えば許してやる。」
シキ「・・・・っ、た、確かに・・・リオナは男子のわりには可愛いと思ったことはある・・・・」
ラード「それだけじゃないだろシキぃ〜!」
シキ「ッ・・・・、あまりにも猫みたいだから、・・・・ちょっとだけ・・・・・・・・抱きしめたいと思ったことは・・・・」
マーシャ「コロス」
シキ「おまっ・・・・話が違う!!!」
マーシャ「リオナとヤりたいと思ってたとはなんて奴だお前ェェ!!!!!!」
シキ「いやいやお前ちゃんと話聞けよ!!!!誰もアレをしたいとは言ってないだろう!!!」
マーシャ「リオナを抱きしめたい=突っ込みたい=エッ○なんだよ!!!!!」
シキ「変態かお前は!!!!」
ナツ「なるほどな。変態は1人じゃなくて2人いたのか。」
シキ「俺をカウントするな・・!!!!」
ラード「で、ナツはどうなんだよ。」
ナツ「俺?俺は手頃なメイドと・・・・ね。最近はご無沙汰。」
シキ「す、ストレートに答えすぎだろう・・・・」
ラード「シキがムッツリなだけだろ。」
マーシャ「なんで最近ご無沙汰なわけ?まさか好きな女でもできたか?」
ナツ「まぁ、そうかもしれないな。」
ラード「えー!!!!誰だよ誰だよ!?」
シキ「・・・そんな簡単に答えるわけないだろう。ナツにだってプライバシーというものが」
ナツ「リオナ、かな。」
シキ「言うのかよ。ってリオナかよ!!!!!」
マーシャ「ちょ・・・・っと待てよ。お前ら寄ってたかってリオナリオナって、嘘だろ!?」
シキ「だから俺をカウントに入れるな。」
ラード「やっぱりな!!!そんな気はしてたわ!!!」
マーシャ「おいおいナツ本気か?」
ナツ「リオナってなんだろ、男なんだが男っぽくないっていうか、美人だよな。性格も意外とサッパリしてるし面倒くさくねぇ。リオナとなら付き合える。」
マーシャ「なっ・・・・お前よくリオナの旦那様の前でそんなこと言えるな!!!」
ナツ「ああ、自信あるからな。(ニヤリ)」
シキ「マーシャは自信ないのか?」
マーシャ「ああん!?あるに決まってるだろーが!!!」
ナツ「へぇ。リオナのやつ、アンタにはいつも素っ気ないじゃん。」
マーシャ「馬鹿だなぁ!あんなの照れですよ照れ!俺と2人きりの時はもうヤバイのなんの。シキと違ってちゃんと定期的にヤッてますんでね!俺リア充!!」
ラード「妄想か?」
マーシャ「現実だ馬鹿!この前なんてリオナからベッドに入ってきて、リオナからあんなことやこんなことを盛りだくさんしてくれて、まぁ最終的に俺がリオナを○して終わりなんだけどな。」
シキ「・・・最後の部分は聞きたく無かった。」
マーシャ「リオナは意外と甘えん坊なんだぜ?俺限定で!!!どうだ可愛いだろ!!!羨ましいだろう!!!」
ナツ「それ自分の願望妄想だろ変態。」
マーシャ「いやいや事実だから!!!!!」
シキ「気持ち悪いな変態」
マーシャ「うるせえ変態!!!!」
ラード「マーシャの変態は生まれつきだからな。」
マーシャ「仕方ない的な言い方やめてくれる!?!?」
ナツ「つーか、アンタってめちゃくちゃ遊んでるイメージあったわ。」
マーシャ「は、俺!?」
ナツ「ああ。俺が天上界でサタンに仕えてた頃、たまにアンタの話を耳にした。」
ラード「なんてなんて!?」
ナツ「イケメンサディストがいるって。」
ラード「がはははは!!!!!笑えるわそれ!!!!」
シキ「褒め言葉と悪口が一体化した良い言葉だな。」
マーシャ「・・・・。」
ナツ「だから女と遊びまくってるのかと思った。」
ラード「ぎゃはははは!!!こいつ意外と変なところ紳士だからそーゆーことはしないんだなこれが!!!!」
マーシャ「はぁ・・・・なんで俺のイメージってそんなんばっかなんだ?」
ラード「そりゃあお前が姿も素性もあまりにも表に出さなすぎだからだろ。」
シキ「マーシャ、俺たち以外に友達いないだろ。」
マーシャ「・・・・。」
ナツ「ははっ、すげー意外。なんで?」
ラード「こいつ超人見知りな上に女子供はお断りだからな!!!!」
ナツ「やっぱりゲイ?」
マーシャ「それは誤解だ!!!」
シキ「友達紹介しようか?」
マーシャ「結構です!!!!!」
ナツ「アンタ子供嫌いなのになんでリオナは良かったんだ?」
マーシャ「・・・・。まぁ・・・色々あんだよ色々。」
ラード「色々ってなんだよ!」
マーシャ「・・・・そりゃあ色々な感情があったって事!もちろんガキは嫌いだ。だけどリオナに関しては・・・そんなこと考えてる余裕なんてなかったっつーかなんつーか・・・とにかく、こいつだけは連れていかないとって思ったんだ。ひと目見たとき、なんだろ・・・・惹かれたっていうかなんていうか。」
シキ「まぁ、最初の方はお前に子育てなんかができるのか心配で心配でしょうがなかったがな。」
ラード「育てたってよりリオナが勝手に育ってくれたってのが正しい。」
マーシャ「ぁあ!?俺が愛情注いで育てたおかげだろ!!!」
ナツ「今じゃ愛情どころかアンタのアレもたっぷり注い・・・」
マーシャ「おいなにボソッと最低なこと呟いてんだコラ」
ナツ「結局のところあんた、リオナをどう思ってるわけ?」
マーシャ「なんだよ、突然だな。」
ナツ「リオナの立ち位置だよ。あんたにとってリオナは息子?仲間?恋人?妻?」
マーシャ「そうだなぁ・・・なんだろ?」
シキ「俺を見るな俺を。」
マーシャ「いやぁ、リオナはそんな枠じゃ収まらねぇからなぁ。息子でもあるし仲間でもある。だけど恋人ではない。妻以上。」
ラード「わかりづれぇよ!!!!」
マーシャ「だーかーらお前らにはわからないの!!!俺のリオナへの愛は!!!」
ナツ「好きな体位は?」
マーシャ「正常位からの騎乗位。ってコラ!!!!」
ラード「まぁ結論変態ってことだな。」
マーシャ「ねぇ俺の話聞いてた!?」
ラード「聞いてた。好きな体位は正常位からの騎乗位。」
マーシャ「そこだけかよッ!!!!」
シキ「やっぱり俺はまだ大丈夫だ。変態じゃない。」
マーシャ「俺と比べるな変態!!!」
ナツ「ショタコン変態野郎」
マーシャ「それ言葉の暴力!!!!」
シキ「こら。変態には変態なりの想いがあるんだからちゃんと聞いてやらないと」
マーシャ「その前に俺の話をちゃんと聞いてくれるかな!?」
マーシャ「という感じでね、俺が変態じゃないという事を信じてもらえなかったんだ。」
リオナ「・・・・そう、残念だったねマーシャ。」
マーシャ「なぁなぁ俺ってそんなに変態?」
リオナ「・・・正常位からの騎乗位が好きなのは変態だよ。」
マーシャ「なんでそこだけクローズアップ!?」
リオナ「・・・俺は嫌なのに。」
マーシャ「そうじゃなくて。俺が変態かどうか真面目に考えてよ。」
リオナ「・・・・そうでもないと思うよ。」
マーシャ「だよな!!皆は何をもって俺を変態と呼ぶのか。」
リオナ「恐らく全く自重のない普段からの言動だと思うな。」
マーシャ「リオナは変態な俺は嫌いか・・・・?」
リオナ「・・・嫌いじゃないよ。だってマーシャはただの変態じゃないから。」
マーシャ「ねぇそれって結局は変態ってことだよね」
リオナ「・・・・確かにマーシャはすぐえっちなことするし、えっちなこと言うし、もう"変態"という言葉はマーシャのために作られたんじゃないかなって思うこともたまにあるけど」
マーシャ「間違いなく俺のためには作られてないはずなんだけどさ、ってリオナ聞いてる?」
リオナ「でもそれってある意味個性だよね?個性って否定しちゃいけないと思うんだ。」
マーシャ「いや否定して。」
リオナ「だからマーシャ・・・・変態であることを恥ずかしがることはないんだよ。もっと胸張りなよ。俺は変態なんだ、って。」
マーシャ「むしろ恥じるべきだし胸を引っ込ませるくらい世間から隔離されなきゃいけないからね!?」
リオナ「あとはマーシャ次第だよ。どんな変態になっても、」
マーシャ「いや変態にならないから」
リオナ「俺はマーシャを愛してるから・・・・」
マーシャ「リオナ・・・・」
リオナ「・・・うん。」
マーシャ「さっきから目、合わせてくれないけど・・・・」
リオナ「・・・・・・・・」
マーシャ「お前話しながら何してるの?」
リオナ「ナツから借りたゲーム」
マーシャ「色んなことが台無しだよリオナくん!!!!!!!!」
END
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