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【完結】 Novel〜Lord's Soul〜
★みんなのXmas@★
〜みんなのXmas1〜
その1:クラッピーとクロード

クラ「ジングッベェ〜ル♪ジングッベェ〜ル♪スズがぁ〜なるぅ〜ッチョ!」

クロ「ねぇねぇクラッピー、サンタさんって本当にいるのかな?」

クラ「さんたさん?なんだッチョそれは!オバケッチョか!?」

クロ「オバケじゃないよ!妖精・・・・ってマー兄は言ってたかな?あっ、これ見て!」

クラ「なんだッチョこの絵は!ヘッタクソだッチョ!!」

クロ「リオ兄がサンタさん描いてくれたんだっ!」

クラ「げっ!リオナって絵ヘタッピなんだッチョねぇ・・・!」

クロ「えっとね、ここがおひげで、これがぼうし。」

クラ「真っ赤っかッチョ!!さんたさんてハデなオヤジだッチョ。こんなの妖精じゃないッチョ。マーシャはクロノスにウソをついたッチョォオ!なんてヤツだああ!」

クロ「クラッピー!待って待って!おじさんの妖精だっているかもしれないでしょ?」

クラ「むぅー、確かにそうだッチョね。誰でも年を取るッチョ!」

クロ「そうだよ!でね、サンタさんてすごーいイイ人なんだよ?あのね、いい子にしてるとサンタさんが夜に煙突からやってきて僕たちにプレゼントをくれるんだって!」

クラ「わああああ!すごいイイ人だッチョォオオ!!クロノスはいい子だからサンタさん来てくれるッチョよ!よかったッチョねぇ!!」

クロ「クラッピーもいい子だから絶対来てくれるよ!」

クラ「ほ、ホントッチョか?!じゃあ、さんたさんにお礼しないとッチョ!」

クロ「サンタさんはクッキーとミルクが好きだって絵本にかいてあったよ?」

クラ「それなら冷蔵庫にあったッチョ!じゃあそれを置いておけばいいッチョね!」

クロ「あと枕元に靴下をぶら下げるんだって。」

クラ「靴下?」

クロ「うん。僕たちが寝ている間に靴下にプレゼントを入れるんだよっ。」

クラ「なんだか汚いッチョね。あ!でもボクちんのお気に入り靴下にだったら入れてもらって構わないッチョ♪」

クロ「よし!靴下もぶら下げたしこれでカンペキだね!・・・・あ!」

クラ「ん?どうしたッチョかぁ?」

クロ「クラッピー・・・・ココには煙突が無いよ。サンタさん入れない・・・」

クラ「ぬっ!!それは大変だッチョ!でもボクちんに任せるッチョ!」

クロ「・・・・?どうするの?」

クラ「"えんとつはこちらです"って書いて窓に貼れば、さんたさんも分かってくれるッチョ♪さんたさんはイイ人だッチョ。絶対煙突だと思ってくれるッチョ!」

クロ「っ!!クラッピー・・・・大好きっ!!」

クラ「ボクちんもだッチョ♪」

クロ「サンタさん、きてくれるといいなぁ・・・!」

クラ「そうッチョね!」


★おわり★

〜みんなのXmas2〜
その2:シキとシュナ

シキ「シュナ、今日は何の日か分かってるか?」

シュナ「もちろん!クリスマスですよね!」

シキ「わかってるなら、今日の仕事は終わりだ。」

シュナ「ほ、ホントですか!?嬉しいなっ!でも、この仕事だけは片さないと・・・・」

シキ「相変わらず真面目だな・・・・」

シュナ「シキさんに似ちゃったんですよっ」

シキ「しょうがないな。俺も手伝うよ。」

シュナ「いいんですか!?なんだかすみません・・・」

シキ「いいよ。気にするな」

シュナ「それにしても、ダーク・ホーム内もカップルだらけですね。」

シキ「そうだな。そういえばさっきマーシャたちの部屋に行ったら女子たちからのプレゼントで溢れかえってたぞ。まったく羨ましい奴らだ。」

シュナ「リオナとマーシャさんはモテますからね。最近だと2人が付き合ってるっていう噂が流れちゃって変なファンが増えたとか。」

シキ「変なファン・・・・か。もう少し規律を厳しくすべきだろうか。」

シュナ「さすがシキさんですね!」

シキ「冗談だよ・・・・」

シュナ「そういえば、シキさんには恋人はいないんですか?恋人たちのクリスマスですよぉ?」

シキ「コラ、からかうな。恋人なんていないよ。」

シュナ「えー。じゃあ昔はいましたか?」

シキ「そりゃあ・・・・・・・・いたけど」

シュナ「えっ、ダーク・ホームにですか!?」

シキ「・・・・・・・・」

シュナ「も・・・・もしかして、コナツ姉さんですか!?」

シキ「なっ・・・・・・・・なんでわかっ・・・・!!」

シュナ「だって仲良さそうでしたよ?あっ、だから俺のトレーニングをコナツ姉さんに頼んだんですね!でも気がつかなかったです!だってコナツ姉さんはてっきりマーシャさんのことを好きなんだと・・・・!」

シキ「・・・・まさか。むしろ殺したがっていたが。まぁ・・・・昔の話だ。」

シュナ「なんで別れちゃったんですか!?」

シキ「それは・・・・・・・・俺に"大切なもの"ができたから。恋人よりもな・・・・」

シュナ「恋人よりも大切なもの、ですか。」

シキ「ああ・・・・コナツには悪いことをしたが、あいつも俺を分かってくれていた。今でも感謝してる。それに、これでよかったんだ。」

シュナ「・・・コナツ姉さんも今じゃ立派なママですもんね!引退しちゃったのは淋しいけど・・・。でもこの間、城下町に行ったらお子さんと楽しそうに遊んでました!幸せそうで何よりです!」

シキ「そうだな。」

シュナ「ところでシキさんっ。その大切なものってなんですか?」

シキ「・・・まだ聞くのか。もう話さん。」

シュナ「えー!気になります!俺も知ってますか?」

シキ「・・・・しってるさ。だって・・・」

シュナ「?」

シキ「いや・・・・なんでもないよ。」

シュナ「ここまで言ってズルい!」

シキ「ズルくない。・・・・あ、忘れるところだった。」

シュナ「どうかしました?」

シキ「はい、これ。クリスマスプレゼント。」

シュナ「!!うわああ嬉しいですっ!実は俺もプレゼントがあって・・・・はいっ!」

シキ「うわっ、大きいな。ありがとう。シュナからもらえるのが毎年嬉しくて・・・・一番の楽しみなんだ。」

シュナ「はいっ!俺もです!っあ!話そらされたぁぁ・・・・」

シキ「まぁいいじゃないか。」

シュナ「もう!・・・・でも、これからも仲良くしてくださいねっお師匠様!」

シキ「お師匠様なんて・・・・キミは王子だろう」

シュナ「え?」

シキ「なんでもないよ。さ、早く仕事を終わらせて美味しいものを食べに行こう。」

シュナ「はーい!」

★おわり★

(※コナツは第三章で登場してます!)

〜みんなのXmas3〜
その3:ビットウィックスとナツ

ビ「ナツ、今日は何の日か・・・」

ナ「知らねぇよ」

ビ「今日はクリスマ・・・・」

ナ「だからどうした。」

ビ「あっ、そうだ。キミにプレゼ・・・・」

ナ「イラねぇし俺もやらねぇぞ。」

ビ「・・・・・・・・。あのさ、サンタさんって・・・」

ナ「いるわけねぇだろ。」

おわり

〜みんなのXmas4〜
その4:リオナとB.B.の場合

リ「B.B.、ケーキあるよ。食べる?」

B≪たぁぁぁべるのだ!!≫

リ「・・マーシャはいらないって言ってたから半分こね。」

B≪やったね!マーシャのやつあとで後悔すればいいさ!ヒッヒッヒ!≫

リ「・・・なんだよその笑い方。」

B≪あ!ショートケーキだあああ!オイラの大好物!でも上に乗ってるイチゴが1個だけなのだぁ・・・・≫

リ「・・・俺はいいからB.B.食べていいよ。」

B≪えっ、いいの!?≫

リ「ほら、あーん」

B≪あーん!おっいしいいいい!!ありがとうなのだ!じゃあリオナには生クリームあげるのだ!≫

リ「ははっ!なんだよそれ。でも、ありがとう。」

B≪おいしぃぃのだ!幸せ!≫

リ「・・・ああ、幸せだね。」


おわり!

〜みんなのXmas5〜
その5:アシュールとカイ(とリオナ)の場合

ア「クリスマスクリスマスって・・・・どこぞの神様の誕生日だかなんだか知らないけど煩くてしかたがないよ。」

カ「・・・とかいいながら、なんだこの豪勢な料理は。」

ア「え、これ?これはリオナとのディナーだよ。噂によれば、クリスマスは恋人たちと過ごすべきなんだって?」

カ「それは国によって違うし、本当は家族と過ごすものだ。で、いつからお前とリオナが恋人になったんだ。」

ア「恋人なんかじゃないよ。でも、いつかは一つになるんだ。そういった意味では恋人に近くない?」

カ「・・・・知らん。だがここにはリオナはいない。どうするんだ。」

ア「そうだねぇ。写真はいっぱいあるんだけど、写真のリオナは喋らないし食べないし。代わりに兄さん食べなよ。」

カ「はっ、代わりなんてゴメンだ。リオナの妄想でもなんなりすればいい。」

ア「そうだね、わかった。でも俺は、食事よりリオナを食べたいんだけどなぁ・・・・」

カ「・・・・。」

ア「リオナってさ、あーんってやったら食べてくれそう。」

カ「・・・・そうか?」

ア「照れながらも食べてくれそうじゃない?あー・・・可愛いね。」

カ「お前・・・・最近リオナを違う目で見てないか?」

ア「どうゆーこと?」

カ「それこそ恋人のような妄想をするんだな。」

ア「どうかな・・・・確かに、恋人みたいに仲良くなれたら嬉しいけど、まぁ無いよね。それに嫌がるリオナを無理矢理奪うのが一番の楽しみだし、ね。」

カ「・・・それはカラダの関係の話か?」

ア「さぁね。とにかく、俺はマーシャとかいうクズからリオナを奪ってやる。それでじーっくり味わってやるんだ。骨の髄までね。」

カ「はぁ・・・・勝手にしろ。」

おわり
(★みんなのXmasA★に続く!)


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