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アサト×タレイア お祭り編
アサトも酒を買いに行こうとしたら、物足りなそうに座るタレイアが目に留まる。
放って置けない。

「ほら、立てよw俺一人じゃ持てねーし。」

「きゃあっ!往復すればいいじゃないのよぉ!」

「いいから来いってwお願い!タレイアちゃ〜んw」

「キモッ!…わかったわよぉ。」

強制で連れて行く。
すれ違うヒトを見て、特に、カップルを見ると目が変わる。
更に気を遣うアサトはヒトの流れを乱して止まり、振り返った。

「なぁなぁ。」

「何よぉ?」

「あぁゆうのが羨ましいんだろ?」

「はぁ?!マジふざけんなし。」

「照れんな照れんなwほい。」

「……カノンちゃんのがよかったぁ…。」

「はははwそりゃないぜw」

とは言いつつも、タレイアは嬉しかった。
遠い昔を思い出すみたいな気持ちにもなる。
店を回る事にテンションが上がり、その内アサトの手に惑わされ、指を絡めて繋いでいた。
更に調子付いたアサトは、彼女の肩に腕を回す。

「おーw今日は何しても怒んねーの?」

「まぁね。楽しい祭りの空気、乱したくないじゃなぁい?…それ計算しての行動なんでしょおw」

「わかってんじゃねーのwぬ!おーw爆乳美女が二人も!挟まれてぇぇぇw」

「あんた…空気読みなさいよぉ。」

「夢見る位許せっつの。アクセ売ってんぜ。買ってやっか?」

「ガラス細工なんかに惑わされる安女じゃないけど、今日だけ騙されてあげ……あらん?アサト…?」

振り向くと居ない。
紳士のカケラもないのかと怒りが込み上げてきた。
すると、突然下から伸びてきた手が控えめな乳を捕える。
擦るように、アサトは腹話術を始めた。

「アサト様太っ腹ーwカッコイイ!男前っw買って買ってーww」

「ちょっとぉ、嫌ぁ!!何やってんのよぉ!このド変態ぃぃ!!」

肘で頭をどつく。
怒るのは当然。

「んがっ!…痛ぇってwこれいいじゃん、これwオヤジ、これな。」

「まいど〜!」

「何勝手に決めてんのぉ?!…んもぉ……。」

「ふふーんwじっとしてろや。」

買いたてのネックレスを首に掛けてあげた。
そして、アサトは自分の首にも掛ける。

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