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★狂犬リンド
「くくくwおい、アサトw」

「…んぁ?……リンド、夜這いでもしに来たか?」

窓ガラスを割って跨る狂暴な奴、リンド。
何故ナイフを突き付けられているかわからないが、コイツに会う時はこんな感じだから今更驚くことじゃない。

「先日の報酬と明細書持って来てやったんだよw」

「あんな、そういう事は明るいうちにやれや。」

「ケッ。何の為にこの時間選んだと思ってんだ?w相手しろ。」

腹に跨いでいたが、胸の所にまで上がってきた。
肌にまとわりつく服だから、興奮気味なのはわかる。

「気がノれねー…。」

「何で?サルの様に毎日シコってる癖にwくくくw」

「テメーのせいで何人女逃したと思ってんだー?コノヤロー。」

「自分のせいだろうがよw」

「……っせぇな。」

ズボンのボタンを外してパンツを下げる。
豪快にくわえて、でも優しく、クチュッと音を鳴らした。
付け根が好きな事は知っている。
リンドは快感を抑えて、アサトの頭を抱えた。

「よがるツラが見えねー。」

「…うっ…っw…これでい?」

「素直でよろしい。」

限界まで顔に近付く。
疎ましいと思いながらもきっちりと愛撫をした。
場の雰囲気というか、ただ、欲求不満だったと思う。
失敗(?)に気が付いた時には、ズル…と抜いた後の一服、つまり最後まできっちりヤッてしまった。
あれだけ粋がってたリンドだが、アサトより体力がなかったようだ。
ベットで横になり笑っている。

「けけw…最高だろ?俺のケツマンw」

「…あー。」

「もっと構えよw」

「構ってやってもいいがな、ちゃんと朝までに帰れよ?」

「やっぱいいや。くくくw」

「あ?どこ行くんだ?」

トイレだろうか。
いや、それにしては遅い。
五本目のタバコに火を付ける直前、夜の教会に悲鳴が轟いた。

『ひやぁあぁあぁあぁあぁっ!!』

マルシャの声だ。
まさか!?と思ったがそのまさか。
リンドがマルシャの寝顔を覗いていて、目を覚まして驚き、叫んで泣いてしまう。
みんな目を覚まして集合した。

「ひうーっ!カノンー!」

「…何してんだ。」

「くくっw見てるだけー。」

「触ったらぶっ殺す。」

まばたき無しで見合う。
アサトはリンドを引きずり出して、外に追い出した。

「あの眼、タイプw」

「はいはい。いい子だから国に帰れ。」

「けっけっけw淋しくなったらまた来るw」

「もう来なくていいです……。」

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あきゅろす。
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