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君と二人で高みの見物
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「風紀委員長も大変だなぁ、忍」
「…総長、モモとの楽しい一時を邪魔してしまってすみませんでした」
「お前のせいじゃない。それより、いい加減総長って呼ぶのやめろよ。もう俺は抜けたんだし」

なぜ族の総長である委員長が、ゆーさんのことを総長って呼ぶのかと言うと、ゆーさんが『Rain』の元総長だからだ。

なんで抜けたのかと言うと、俺のため、だとか。

俺と逢う時間を増やしたい、俺を抱くときに他人の血がついた体で抱きたくない(血は洗い流してるけど)、万が一のことがあって俺を人質に取られて傷つけられたくない。など、なんともこんなんで抜けていいのかって理由で抜けてしまった。

チームのみんなはなぜか納得してくれたみたいだけど。


そして、そんな俺は族には入ってなかったけど、ゆーさんに連れられてたまり場の喫茶店に行ってたりしたので、チームのみんなとは仲が良かったりする。



「俺の総長は、いつでもあなたですよ」
「全く…もういい」
「忍さーん、ゆーさんが言うように別にいいからね、気にしなくても。それよりもそれだけ言いにここに来たの?」

ちなみに忍さんと俺はタメだけど、初めて会ってから一年間、ずっと年上だと思っていたので、さんをつけることが定着してしまった。

「あぁ、それだけじゃなくて、実は最近何もしてないから今日みんなで久しぶりに騒ごうってことになって…どうですか一緒に。総長とモモも。綾人(アヤト)さんも一緒ですよ」
「綾もいるのか。じゃあ俺も行こうかな。アスマは?」
「うん、俺も久しぶりにみんなに会いたいから行く!」

綾人さんとは、ゆーさんが抜けるなら、と一緒に抜けた元副総長さんだ。



そんなこんなで俺たちは今夜、忍さんの部屋で騒ぎ明かすことが決定した。


ちなみに、一度入ったことがあるけど風紀委員長である忍さんの部屋は、王道的な感じでめっちゃくちゃ広いです!!




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あきゅろす。
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