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P.
マイ ワールド

何があるかなんてわからないから
力を緩めることが怖くて
うずくまる身体に目を反らした

二つの太陽に挟まれる大木が
緑の葉を燃やし始めた
乾いた大地に小さな言葉残して
揺れる蜃気楼に手を伸ばす

止まったままの砂時計を埋めた
ひび割れた隙間は修復すらできない
剥がれた爪を突き刺したはずが
ため息と共に何もわからなくなる

飛ばされた景色はあまりにもきれいすぎて
溺れていると勘違いしそうになる
書き留めた君の言葉の意味を
今さらになって思い出したんだ

行く先が見えないならば
自分で示せばいい
まだ見えなくても焦らないでよ
熱くなる足を動かして

今 空を見上げるんだ
青く広がるこの世界を
流れる風が教えてくれる
さあ歩きだそう




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