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Novel
★【夢小説】08*男主*03【飼い犬に手を噛まれた】
夢主攻前提の、受けです。
また懲りずに夢小説…wwすみませんお付き合い下さい!

(名前変更しない場合は名無しになります。変更は【Novel】上部です)
















布団がそっと剥がされる感覚に俺は眠りから覚めた。目は開けないで、周りの様子を探る。瞼の向こうは暗いままだからまだ夜らしい。


「寝てる…よな…?」


「多分」


ひそひそと下の方から声が聞こえてきたのでそちらに集中すると、どうやら陽日先生と七海が夜這いしにきたのだと分かった。明日は休日だし、思う存分に楽しめそうだな。でも、面白そうだからまだ狸寝入りを続ける。今夜はどうやって抱いてやろうか…、あ、ローター……机に入れっぱだったか…。


「名無し…」


陽日先生が俺のパジャマのボタンをゆっくりと外していく。下は素肌だからか、先生が少し照れ臭そうにしてるのが感じ取れて頬が緩みそうになるがグッと堪えた。開けられた胸元から腹筋までを何度か撫でられ、俺よりも小さな手の平の感触に……やっぱり頬が緩んだ。無理だ耐え切れん可愛い…!


「俺…名無しの腹筋好きだなぁ…」


溜息混じりに吐き出された言葉に反応するように、足元にいた七海ものそのそと上まで上がってきた。


「直獅センセ、目的忘れてね?」


「っと、いっけね…」


ん、目的…?
何やら気になる発言をした七海だったが、その目的とやらを行動に移したのは陽日先生で、ごそごそと動いている気配を感じた。その後感じたのは柔らかな感触のアイマスクで、成る程ちょっと趣向でも変えるのか?と悠長に考えていたら…聞き捨てならない音と冷たい感触にビクリと肩が跳ねた。


「…ッ!」


「あ、…起きたか?」


「おっす、名無し!」


じゃら、と嫌な音がなる手元。もしかしなくても…手錠だった。数十秒前の間抜けな自分を呪う……アイマスクをされた時点で寝たふりを止めておけばよかった!人に目隠しやら手錠やらしておいて元気に挨拶してくる陽日先生の無邪気さが恨めしい。いや、可愛いんだけども。
これじゃあ二人にあれやこれや出来ねぇな…、と思っていたのだが…どうやら俺の考えが甘かったらしい。


「今日は……俺達が名無しを満足させてやるよ」


上半身を起こした俺の後ろに回った七海が、両下肢の間に俺を入れて耳元で囁いてくる。と、同時に感じる何とも言えない危機感…。
いや、まさかな…気のせいだよな…。


「七海と陽日先生が?
可愛い事してくれるじゃん」


不安を打ち消すように、普段通りの調子で返答する。きっと、いつものように「挿れて」とねだってくるのだろうとか思っていたのに、嫌な予感ほど現実になってしまうもので。胸に感じた冷たい液体の感触に、いよいよ危機的状況に置かれたのだと認めざるを得ないのだと悟った。


「悪いな、名無し。冷たかった?」


「何塗ったんですか?陽日先生」


「水嶋に分けてもらったんだよ、媚薬」


「な…ッ!?」


する、と脇腹を撫でられ息を詰めると、七海は楽しそうに繰り返した。


「言っただろ?俺達が満足させてやるってさ…」


「おいおいお前らな……悪ふざけもいい加減にし、…うぅっ!」


七海が両脇から腕を差し入れて胸に指を滑らせられた刹那、媚薬を塗られた乳首に指先が掠った。普段は触れられても特に何も感じない筈のそこから沸き上がってきたのは明らかに快感に近いもので、俺は予想外の事に若干混乱する。


「くっ、…ぁ………やめ、ろ…!」


歯を食いしばって耐えるが、時間が経つにつれ薬が更に効いてきたのか余計に快感が強まった。あられもない声を上げるのは、プライドが許さない。胸を触られたくらいで女みたいに喘ぐのも悔しいのでグッと噛み殺していたのだが、…俺は陽日先生の存在を忘れていた。


「気持ちいいかぁ…?」


「っ、陽日…せんせ……!んん…ッ!」


陽日先生が七海の指先と一緒に俺の右の乳首をくわえると、あろう事かそのまま指ごと舐めてきやがった…!左は七海と一緒に指先で弄られて…、正直ヤバい。


「はっ………ぁ…あ…!」


「ん…っ、……」


「直獅センセの舌…熱いぜ…?」


俺に対してじゃないのに七海が耳元で熱っぽく言うもんだから、感化されて俺の身体がより熱を持つ。それがわかってるんだろう、七海は耳たぶを唇で食むと舌先でゆっくりと耳を愛撫してきた。ぞくぞくと背筋に甘い痺れが走り、無意識にねだるように胸を陽日先生に押し付けていた。


「あ、ぅ……っ、…熱い……」


「……名無し、もっと声出せよ…」


「馬鹿言ってんじゃ、ね……よ…七海…!」


七海や陽日先生の喘ぐ声は可愛くて好きだが、自分が喘ぐところなんか想像するだけで身の毛がよだつ。それも、乳首弄られただけでとか情けないどころじゃねぇぞ…。
陽日先生はちゅっ、と唇を俺の胸から離すと、今度は腹筋に唇を寄せてきた。柔らかくて気持ちいい感触が、何度か腹筋に口づけを落としながら下降していく。


「ひっ、…あ………ああぁ!」


陽日先生の唇を感じていたら、不意に七海がギュッと強く俺の乳首を抓り上げた。視界が塞がれていて全く状況が把握できないのに、その中で不意打ち的な行動は本当に困る!痛みの中に快感を感じてしまった事が、薬のせいとはいえ悔しくてならん。畜生…!


「い〜い声」


「こうされんのが好きか?名無し」


爪を立てるようにして少し痛いくらいに乳首を潰されると、ぞくっとした刺激で頭の中がいっぱいになった。首筋に吸い付かれ、腹を陽日先生に舐められ、乳首は好き勝手に弄られる。もう…段々分けがわからなくなってきた。


「ひ、や……ぁ、………うあ!爪…痛、い……七海ぃ…っ」


「…ッ、……名無し…!」


「ん!?ふ、ぅ…んん…!」


ぐい、と顎を取られたかと思うと突然七海に唇を塞がれ激しく口づけをされる。半開きだった唇に舌が捩込まれ、舌と舌が擦れ合う甘い刺激にクラクラと目眩さえした。いつもなら俺が、余裕のない七海にキスをして一層理性を崩していくのに…。
七海のキスに夢中になっているとその時、陽日先生が俺の股間にキスを落としてきた。ビックリして腰を引くと、ズボンの上から既に勃っていた俺のを撫でられる。


「っは……、はぁ…っ、陽日先生……!?」


ハッと我に返って七海とキスを中断すると、俺は陽日先生に声をかけた。ズボンの上から舐められ、そのもどかしさに腰が疼く。


「乳首だけでいっぱい感じた?お前の、もうガチガチ…」


掠れた声でうっとりと言われると、その妖艶さに操られたように首が縦に動く。素直に頷いた俺に満足したのか、陽日先生は俺に腰を浮かせるように言ってきた。
ズボンと下着を抜き取られ、アイマスクと手錠をされて男二人に挟まれている自分の姿を想像して…今更ながら恐ろしくなる。何故、俺が、喘ぐ側になってるんだ!
だが内心とは裏腹に、身体は一人で勝手に快感を欲してしまっていた。殴りたい。


「あ、直獅センセ」


「ん?」


すっかり性感帯となってしまった俺の乳首をくにくにと弄びながら思い付いたように七海が言った。…これ以上変な事するのは止めてくれ……。


「そこにも塗っちゃえばよくね?まだ理性バッチリ残ってるっぽいし」


「あぁ!」


あぁ!じゃねぇぇぇ!!!あれだ、こいつら絶対あれだ。人のちんこにさっきの媚薬を塗ろうとしてやがる…!
媚薬ってのは初めて使われたから、コレが強いものなのかなんなのかわからなかったが…少なくとも俺にとっては過ぎたものだった。


「てめぇら!そろそろ本気で怒っ………うぅ!やめ…っ、陽日先生!!」


先生が手の平に取ったとろりとした液体を陰茎に塗り込んできて、俺は本気で慌てた。ジタバタともがいてみるが、今の状態で力で七海に勝てるわけもなく、たっぷりと薬を塗り込まれてしまった…。尿道にまでぐりぐりとしてくるからたまらない。そのうち薬が効いてきて、閉じられない唇から唾液が顎に伝っていった。触られてもいないのに、先端から先走りが溢れて止まらないのが見えなくてもわかった。


「あ……はぅぅ、んっ…や、………陽日先生ぇ…っ」


もう理性とかそんなのは殆ど残っていない俺に、七海が色っぽく囁いて来る。


「直獅センセに…どうして欲しいんだ?名無し…」


「どう、って……わかれよぉ…!」


「名無しが言わなきゃ分かんねーよ、俺…」


「陽日せん…っ、ん……ん、あ…っ」


涙に濡れたアイマスクが更にじわりと湿る。陽日先生は意地悪く笑うと俺に絡み付くようなキスをしてきて、甘くとろけそうな心地好さに声が出てしまう。
唇を離すとそっとアイマスクも外されて、月明かりすらも眩しく感じた。


「っは……ぁ…」


きっと、今の俺は相当みっともない顔してる。目は緩んでるし顔は赤いし…口は呼吸で忙しい。背中の七海に身体を預けると、俺は手錠に拘束された腕を持ち上げた。そしてその手で自分の乳首を撫でると、ひくっと身体が跳ねる。気持ち良くて指が止められない。そんな俺に前後の二人がごくりと生唾を飲んだのを感じた。


「陽日先生…七海ぃ………、頼む…触って…くれ………!」


「自分で乳首弄っちゃって…可愛いな、名無しは。」


「で、どこを触って欲しいって…?」


「んっ、ん………意地、悪いぞ…!」


涙目で二人を睨むと、いつもの仕返しだとしたり顔で言われた。ムカつく!


「言わないとずっとこのままだよな、七海?」


「そうッスねー」


「お、前ら…っ」


「言えよ、名無し。言ったらイかせてやるから…」


弛んでた鎖で乳首をごりごりと乱暴に押し潰され、押し殺しきれない嬌声が上がる。まるで自分のものじゃないみたいな声に羞恥心は高まるばかりだが、そろそろ限界だった。


「あ、…ひ、ゃう………っ
ん……、…なぁ…触って……俺のちんこ…早くイかせろ…!」


「よく出来ました」


まるで問題に正答出来た時みたいに陽日先生に頭を撫でられ、なんか嬉しい。すると陽日先生はぐじゅぐじゅになってた俺のを握り込むと上下に激しく扱いてきた。薬と、焦らされていたせいで、快感が爆発したみたいになって苦しいくらいだ。


「あ゙あああぁ!!ひっ、あ…激し、い………待っ…んあぁぁ!」


引っ切りなしに上がる声を抑える余裕もなく、暴力的な快感に震える事しかできない。後ろから七海まで一緒になって扱いてくるもんだから、もうわけがわからなくなりそうだ。


「あ、あっ…あぁぁ!はぁ…い、や、あ…………もう…無理、…イ…イくぅ、ぅぅー…!」


「出していいぞ、名無し」


「っ、ほら…」


「ぅあ、ん…!ぐちゅぐちゅ、いって……あ!あ、…はぅぅぅ!っあああぁ!!!」


じゃらじゃらと手錠が音を立てる音が遠くに聞こえる。今までに自分でも聞いた事がないような甲高い声を出してイキ果てると、俺はぐったりと七海にもたれ掛かった。
疲れた…のに、身体の疼きが止まらない。まだ、物足りない……イきたい…。


「物欲しそうな目、するなよ…名無し」


「そんな顔されたら、俺がお前に挿れたくなる」


絶頂の余韻に浸っていた俺だったが、流石にこの言葉には青くなった。














次の日は、二人が俺に使ってきた諸々でたっぷりとお仕置きしてやったさ、勿論。















end




2012.2.8

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あきゅろす。
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