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唐突にやってみた拍手連載



朝目が覚めたら…

「あれ…私?」
「…俺…?」

幼なじみと入れ替わっていました…


Did not know


「え、え…え!?どうゆう事!?ななななんっ!?」

「海里、とりあえず落ち着いて…」
そういう精市も、珍しくも焦っているようで…
片手を頭につけて汗を流していた。
(いや、見た目は私だけど)

そんな彼に、
「落ちつくっていってもっ」
軽くパニックになっている私が言いかけると…

ぐにっ

「い、いひゃい!」

「じゃぁ、夢じゃないか…」
頬を引っ張られ、痛がる私を見ながら、精市は内心では焦りつつも表面では冷静に言った。

…だめだ
精市本気で焦ってる…

長年のつきあいからか、彼…私の姿をした彼を見て思う。
すると、不思議なことに私は冷静さを取り戻していった。

「でも中身が入れ替わるなんてそんなこと…」
ブツブツ言っている精市
そんな彼を目の端に入れながら…私は、あることに気付く。

「精市!今日へいじt「海里ー!早く起きなさーい!」
下の階から聞こえた母さんの声。
それに私たちはわたわたと慌て始める。

「ちょっ精市隠れて!」
「うん!って違う!隠れるのは海里!」
「なんっ」
まだ口を開いてる私を精市は布団へ押し込んだ。

ガチャ…
「あら、珍しい
起きてるなら返事してよね」

「あはは、ごめんなさい」

パタン
そう音を鳴らせて、扉が再び閉じられる。

そして、パタパタと階段を下りる音が聞こえなくなると…
「「…はぁ」」
私たちは安堵のため息を盛大についた。

「そっか、私が隠れなきゃなんだ」

「うん
気を付けなきゃ…って…」
言いかける精市。
多分、言いたいことは一緒だと思う。


「「学校、行くの…?」」





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あきゅろす。
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