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れ ん じ


「そろそろ覚悟を決めてはどうだ?」

「Σ」

「今日一日様子を伺うように俺の後を付いてきていたのは分かっている」

「(…う)」

「このままロッカーに行けば男テニを待つ女子の集団があり、丸井以外はそっと姿を消し、帰宅するだろう」

「…」

「もちろん俺もだ。
…だが、少し小腹がすいた。今年はチョコを受け取るのも良いかもしれん」

「!?」

「いつも受け取らないからといって安心されても困る」

「…。」

「…。
もう一度言う。もう俺は帰るからな」

「…っ」

「…じゃぁな」

「…っばかー!
そこまで分かってるならもっと優しくもらってくれても良いじゃんかあ…!」

「フッ
悩みながら付いてくるのがつい可愛くてな。少しからかってやりたくなった。
だが、だからって泣くほどとは予想外だった。すまない」

ポンポン

「〜っつ」

「泣き止め泣き止め。
…それで?その手のものは俺ので間違いはないな?
幸村に渡せという類なら断るぞ。」

「…ふふ、そんなわけないじゃない。

蓮二君、
受け取ってください。」

「あぁ。喜んで」





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あきゅろす。
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