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自分の気持ち 仁王sid

『見てたら・・分かる・・』
か・・・。




やばいな、俺








しかも
未だに気になっている
海里が秘密を明かしてくれた時の


「それに、、」


の言葉の続き・









俺は軽くブンちゃんを苛った後、図書室に来た

本を読むためじゃなか。
ただ・・自分の気持ちを整理しときたかったからじゃ



海里を、校舎裏で見かけたとき俺はどう思った?
ーただ、賭けてみたいと・・それしか思っとらん

足を冷やしてやったときは?
ーあんまりに足が痛そうだったから・・それだけじゃ

みんなで泊まったときは?
ー普通に、、仲間として・・一緒にいて楽しいと思えた

幸村と海里が一緒に寝てるのを見たときは?
ー少し・・少しだけ・・胸が痛かったぜよ


『胸が痛かった』
・・・
あー。。なんで幸村とのこと応援するなんて言ってもうたんじゃろ

俺は思わず苦笑いを浮かべる





「悩んでるな」
後ろから聞き慣れた声が聞こえる

「参謀」

「お前は幸村を応援するみたいだな」
今、考えていたことを言われたみたいで俺の心臓は飛び跳ねる


参謀は俺の席の隣に座った


「それは違うのぅ。俺は幸村じゃなくて海里側についたんじゃ」

「フッそうだな」

「安心せい。ブンちゃんが嫌いとかではなか」

「それは百も承知だ。俺たちは仲間だ」

「ああ」

「でも、お前が幸村と海里をくっつけようと思うのなら、俺はブン太側につこう」

「? なんでじゃ?」

「良いデータが取れそうだから・・な」
参謀はフッと笑う

「ククッそれは誰のデータじゃ?」

「俺ら全員。とでも言っておこうか」
そう言って参謀は図書室から出て行った



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あきゅろす。
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