OFF
「よし、お前ら!練習始めるぞ」
荷物を置き、全員で大広間に集まった瞬間に跡部が言う
「え〜眠たいC〜」
「だからお前はいつもだろっ;;」
「それに〜俺、海里ちゃんと遊びたいC〜」
ジローは海里を潤んだ瞳で見る
「ジローちゃん」
海里も、それにのってジローと同じように見返す
「海里ちゃん〜」
「ジローc《ドカッ》「いい加減にしろ」はい・・景吾・・さま」
海里は跡部に殴られた頭を抑え、しゃがみ込み長太郎が慌てて駆け寄る
「だ、大丈夫?!海里ちゃん」
「だ、、大丈夫よ。。長太郎」
「鳳!ほっとけ。練習行くぞ!」
「あっ!跡部先輩!」
跡部はドアの方に向かう
「跡部。今日くらいは遊んでもええやろ」
「忍足」
「みんなもう疲れ切ってる。このまんまじゃ練習にならんやろ」
「・・」
「お前が俺らを・・氷帝を、全国に連れて行こうゆう気持ちは嬉しいわ。でも、ここでみんながやる気のない練習をしたところで・・・」
忍足が言いかけると同時に跡部が振り向く
「・・明日からは練習真面目にやれよ?それと、合宿1日延長だ」
跡部はそう言うとソファーに腰掛ける
「「やったーーー!!」」
「宍戸さん!どっか行きませんか?」
「おっいいな。おい!跡部、この別荘から出ても良いんだよな?」
「明日までに帰ってくるならかまわねぇ」
「ッシ!」
「はぁ」
「なぁなぁ、日吉!慈郎!滝!侑士!海里!遊ぼうぜ!!」
「向日さんと、ですか?」
「あ``?なんか文句でもあんのか?」
「別にないですけど?」
「岳人、日吉せっかくのOFFなのに喧嘩はかんにん」
「─でも侑士〜」
「岳人」
「クソクソ!」
「まぁまぁ、ガックン。ヒヨ」
「む〜」
「それと、ごめんね?私、ここで働いてる身だし、仕事もあるから遊べないや〜」
「えー。そうなん?残念やわぁ・・」
「ごめn「いいじゃねーか。1日くらい休みやるよ」
海里の横にいた跡部が口を開いた
「で、ですがけ、景吾様・・」
「いいっつってんだろーが。・・てかマジでやめてくれ。その口調・・気色ワリィ・・」
「気色ワリィって・・;;」
「まぁ、それは俺も賛成ですね」
日吉が苦笑いをした
「ひどいよ日吉、景吾、様」
「海里、『様が』つく前に間があって微妙な言葉になってるわ;;」
「だな」
侑士の言葉に宍戸が同意する
「そんな事ないって!ちゃんと勉強したもん!」
「勉強したかはともかく、海里ちゃん。確かに無理がありすぎるC〜」
「買Wローちゃんまで!?」
「ほら、こいつらも言ってんだし、今まで通りにしろ」
「・・・はーい。。なんか勉強時間返せーって叫びたくなる・・」
「勉強したって言っても海里ちゃんの事だし、居眠りしてそうだね」
「!長太郎よく分かったね!!」
「否定しないのかよ!!」
「否定しないわよ。事実だもの!」
「はぁ・・」
ため息を吐く宍戸に続いて他のメンバーもため息を吐いたり、苦笑いをする
「まぁ、ともかくなんか遊ぼうぜ!!」
岳人は話を戻そうと明るい声でみんなに言った
「でも、私、本当に働かせてもらってる身だし・・」
「だーから、良いっつてんだろうが。お前はここのメイドの前に俺たちの・・・」
「「「「「「「「俺たちの?」」」」」」」」
レギュラーメンバーは声を合わせニヤニヤと聞く
「〜何なんだよテメェーら//」
「いや、跡部先輩にその先の言葉が言えるのか気になって」
「てか、本当は景ちゃん『俺たちの』やなくて『俺の』言いたいいんとちゃうん??」
「なっ//んな訳ねーだろ!!! あー、ともかく海里、今日は休みにしてやるから、着替えてこい」
「本当に良いの・・?」
「しつこい」
「・・。じゃぁ着替えてくるね。・・ありがとう!跡部!」
海里はパタパタと足音を鳴らして部屋を出て行った
「・・笑顔・・出るようになったな」
「はい・・。なんか、ホッとしました」
「だな」
「ウス」
「・・・てか、もう海里が跡部んちに来て一ヶ月も経つんだな・・」
「一ヶ月・・じゃぁ、あの日からも一ヶ月になったんですね」
「あぁ」
「跡部、」
「アーン?」
「海里ちゃんの怪我、どうや?」
「・・・医者が言うには、、やっぱ痕とかは残るらしい・・」
「・・それ、海里ちゃん、知っとんのか?」
「ああ。」
「聞いたとき、どうでした・・?」
「『顔じゃなくて良かった〜♪』って笑ってた」
「海里らしいね」
「ウス」
「でも、痕が残るだけで・・すんだんだね。あの傷見たとき、俺、本気で海里ちゃん・・死んじゃうかと思った・・」
「ジロー・・。 まぁ、流石は跡部財閥やな!」
「ったりめーだ」
[←][→]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!