みんなでゲームだ!! 後編 「さぁ、今度は王様ゲームをしようか」 「う、うん」 「ほら、仁王こっちこい。酷い目にあったのはすごくよく分かってるから・・」 「ぉぅ・・」 「よほど酷い目にあったのだな・・仁王・・」 「さぁ、みんなひいて」 幸村は割り箸の下を持って差し出す 「「「「「「「「王様だ〜れだ!!」」」」」」」」 「俺だな」 そう言って『王様』と書いてある割り箸を見せた 「む。何か1つ言って良かったのだよな?」 「ああ。そうだぜ」 「では、3番と7番が腹筋100回」 「3番か。俺だぜぃ!めんどくせーな」 「7番は私ですね」 2人とも嫌そうな顔をしているができないとは言わない 「雨の日の部活はもっとやるからな」 「ククッそれにしても宝の持ち腐れじゃな」 「何を言う仁王!」 「もっとh「仁王、真田に余計な知恵を与えないでくれるかい?」・・・わかった」 仁王はうつむき、震え出す まださっきの恐怖が残っているようだ 「じゃぁ第二ラウンド!」 「「「「「「「「王様だ〜れだ」」」」」」」」」 「きゃー!やった!!私だ!!」 はしゃぐ海里を見てみんながっかりする 「なによ〜。」 「だってさっきの見て、、もう命令がわかっちまったったんだもん」 「? まぁ、命令いくよ!『5番が執事服着て私に「お嬢様」と言う!!』」 「はぁ・・」 「やっぱりな」 「♪ 5番だれ?だれ?」 「俺だよ」 幸村が笑顔で海里を見る 「じゃぁ着替えてくるな」 幸村が部屋を出る 「お、俺じゃなくて良かったぜよ・・」 「・・良かったな仁王」 「フフ、『お・じょ・う・さ・ま』」 海里の背後から耳に息を掛けながら言う 「ひゃぁぁ!!!」 「言うなら言うって言ってよ!!」 (や・・やばい・・かっこいい///) 「フフ、この方が喜ぶと思って」 「////」 「海里、顔・・赤いよ?」 「言わないでよっ//!!」 「・・・なんならお嬢様、一緒にお風呂なんてどうd「遠慮します//」遠慮なんてしなくて良いよ」 「いやっ!!遠慮しときますって//!!!」 「柳のは聞いたくせに・・」 幸村はギロリと柳を見、柳は冷や汗をかきながら目をそらす 「いや、お願いが違いすぎるし!」 「そんなに・・俺のこと嫌い・・?」 幸村は眉を寄せ俯き寂しそうに言う 「ちがっ!!、、て言うか聞こうよ!!」 「そうか。。海里は俺のこときr「だから違うってば!!」・・・」 「・・・じゃぁ・・好き・・?」 一斉に海里に視線が集まる 「や・・そりゃ・・す」 「す?」 「えーと・・な、仲間だもんっ!・・・好きだよ!」 「仲間として以外は?」 「やーーあのーー;;」 (ど、どうしよう!!) 「ゆ、幸村君!海里が困ってるだろぃ」 (ブン太ナイス!!) 「・・そうだね。フフ、可愛い姿が見れたからいいか」 そう言って海里の頭を撫で、部屋を出る (執事服で頭撫でられたーーーーー//////!!) 「ッフ、今海里が脳内で執事服で頭を撫でられたのに萌えを感じている確率100%だ」 「どうやってそんな%だしてんだ!?」 ジャッカルがすかさずつっこみを入れる 「ななななんで分かったの!?」 「本当なのかよ!?」 「だっだって///」 海里がこれから『萌え』について語り出そうとしたのを察知したのか柳生が口を開く 「さ、さぁ!次!!次いきましょう!!」 「えー幸村も着替え終わって、海里も落ち着いた事だし・・・第三ラウンド!」 「「「「「「「「王様だ〜れだ」」」」」」」」 「俺だぜぃ!!!」 王様になれなかった他のメンバーは喜ぶブン太をよそにため息をつく 「なんだよぃ〜。テンション低いなぁ」 「いいから命令しんしゃい・・」 「そうだなぁ〜・・ホントだったら『3番と1番がポッキーゲーム!!』と言いたいところだけど・・」 (よかったーー!!!!!私3番だよ) 「うーんじゃぁ、『5番がメイド服着て、最後のゲームは2番の膝の上に座ってでやる!!』折角珍しい服があるんだから使わなきゃソンだろぃ」 ブン太が言い終えた瞬間柳と真田の顔が青くなる 「・・・・5番だ」 柳は斜め下を見て拳を握りしめている 「なっ!!蓮二なのか!?」 真田は驚き、目を見開く 「屈辱的だ・・・覚えておけよ?ブン太」 柳はブン太を睨むが、柳と真田以外はお腹を押さえ爆笑していて涙を流している奴もいる 「す・・すみません・・真田君・・柳君・・わ、笑いが止まらなくて・・・ぷ」 柳生は口を押さえ、我慢していたがとうとう吹き出してしまう 「参謀・・に、似合っとるぞ・・」 仁王は笑いをこらえ涙を拭く 「速く次いくぞ。次!!」 柳は唇をかみしめて言う 「ひー。じゃぁ・・次が・・ぷ・・ラスト・・ゲームだ・・・」 「ジャッカル、笑うな!たるんどるぞ!!」 「悪い・・でも・・・ぷ」 「くっ・・さっさとひくぞ!」 「「「「「「「「王様だ〜れだ」」」」」」」」 「俺だね」 満面の笑みで答える幸村にメンバーは凍り付く 「フフ、みんなそんなに嬉しそうな顔をしないでよ」 (((((((違う!!!))))))) 全員の心が通じ合った瞬間だった 「じゃぁ、何をしてもらおうか。本当だったらメイド服を着せようと思ったけど、、そろそろコスプレネタにも飽きてきたしね」 幸村が楽しそうに悩んでいる横では全員が自分ではないように願っていた 「!あ!これにしよう!!」 メンバーはビクッと身体を跳ねらせ、幸村を見る 「『4番が5番をお姫様抱っこしてここの廊下をダッシュ』」 幸村はドアを開け、廊下を指さしてみせる 廊下は長く、端が見えない その言葉を聞きメンバーはホッと一息ついた 「? みんな、どうしたんだい??」 「いや、幸村にしては結構簡単な命令だと思ってのぅ」 「そうかい?ここの廊下多分グランド2周分くらいはあるんじゃないかな。それをもしかしたら真田みたいのを抱えて走るんだよ?結構きついと思うけどな」 「「「「「「「・・・確かに」」」」」」」 全員が声を合わせ、自分の番号を確認する 「5番じゃ・・」 「4番だぜ・・」 他のメンバーは2人を哀れの目で見、一安心していた 「ジャッカル、死ぬなよぃ!!」 「ジャッカル君、ファイトです」 「ジャッカル、お前ならできるぞ」 「ジャッカル君、頑張ってね!!」 「ジャッカルが生きて帰ってこれる確率67.2%だ」 「チキショー!! 柳、お前何が言いたいんだ!!!」 「クック、ジャッカル。頼むぞ、落とすのだけはやめてくれのぅ」 ジャッカルは仁王を抱え、走り出す 23分後... 「はぁ、、はぁ」 「ジャッカルくーん!!!おつかれーー!!!!」 「がんばったな!!ジャッカル!」 「お疲れ様です」 「よく頑張ったな」 「お疲れ、速かったね」 「予想以上に速かったな」 全員でジャッカルを囲む 「仁王、歩いたりしてなかったな?」 「・・・・」 「おい!!俺歩いてないぞ!!」 「プリ。冗談じゃ。冗談」 [←][→] [戻る] |