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歩幅を合わせて


○月×日
生徒会副会長になりました

話し合いの日に熱を出して欠席していて・・・
次の日、学校に来たときにはすでに決定してた

最初はそんなクラスのみんなを呪ってやる!って密かに思ってたけど…


「あっとべくーんっ」

「海里、遅い」


今ではとても感謝してたりします
・・きっとこの役職につかなかったら、
この人とこうやって肩を並べて歩くことはなかったから…


彼は私にとって雲の上の存在。
跡部君は学年トップで、生徒会長で、テニス強くて、部長だし・・


それに、


「あ、えっと今日の集まりどこだっけ?」

「いつも通り。聞いとけ」
コツン、と跡部君は私の頭をこづく


とっても・・きれい・・、だし・・


女の子達が黄色い悲鳴を上げるのが頷ける・・


・・不覚にも最近、私もその女の子達の仲間に入りそうになってる
でも、それは頭が良いからとか、会長だからとか、テニスが強いからとか・・
ましてや、綺麗だからとかではなくて、、


「荷物」

「え?」

「資料。持ってやるっつってんだよ」


俺様だけど、本当は照れ屋で、とっても優しい人だって知っているから


「ほら、行くぞ」
言って、先に行ってしまう跡部君
に、私は我に返って小走りについていく





ベシッ


「いったぁ・・」

見事に転びました


顔面からいったため、痛さのあまりたてないでいると、

跡部君の足音が近づいてきた


それに、私は顔をあげる
…すると、


ひょい


わきに跡部君の手がスッと入ってきたかと思うと体が浮いて…

ストンと、足が地についた

「たく、気をつけろ」

それだけ言って、また私に背を向ける跡部君

でも
今度は進むことはなくって・・。


「おいてくぞ」

そうきれいな髪を揺らして振り向いた跡部君に、ドキッてした
そしたら顔が赤くなって、
けど、表情がほころんで・・

「うん!」
笑顔でそう言って跡部君の背を追いかけると、
彼はフッと笑って前に歩みだした



歩幅をあわせて…












知ってるんだ、いつも私の歩幅に合わせてくれてるって事
こんな跡部君、私しかきっと知らない





(いつもなんだかんだで私をおいていかない優しい人)

―――――――――――


雛ちゃんは謙遜さんなので・・
多分、キャラクターとかにしたら天然で自分の可愛さに気付かない子だと思います。。


えっと・・・・・はい。
・・・こんなんで大丈夫でしょうか・・雛ちゃん・・!
自分でもつっこみたいところが満載ですが・・、よろしければどうぞ!!(押しつけ←)
相互、ありがとうございました!!
これからもどうぞよろしくお願い致します^^


※雛ちゃんのみお持ち帰りOKです!




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