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美味

「海里ー!!」

お昼休み、教室のドアの方から声が聞こえ私はそっちに駆け寄った

「ブン太!どうしたの?」

「あっ//その、、昼、一緒に食おうぜぃ?」
そう言いながらブン太はお弁当を前に出す

「いいよ。あっじゃぁ精市達も一緒に、、精い「ちょっ!えーと・・2人で食おうぜぃ?!」

私が精市達を呼ぼうとした瞬間、ブン太が慌てて私の口をふさいだ

精市達は向こうで話してどうやら気づいていないようだ


「? いいよ」

「うっしゃっ!じゃぁ屋上行こうぜぃ!」

「うん!」










「わー結構風あるねー」

「だなー!・・・っよし!誰もいねーな」

「? 何か言った?」

「あっいや、何も・・。・・べっ弁当食おうぜぃ!」

「うん」

私たちはフェンスに寄りかかりながら座ってお弁当を包みから出す

「ん!ブン太のお弁当おいしそう!!」

「そうか?じゃぁ、やるぜぃ?」

「えっ?!悪いよ!それに、、食べ物大好きなブン太がお弁当くれるなんて・・・」

「なっ!失礼だなおいっ!!それに・・俺は食い物より・・お前の方が・・・その・・///」

「へ?」

「だー///何でもねーー!!  っと!良いこと考えたぜぃ!弁当を交換すれば良いんだよぃ♪」
ブン太は言いながら私の膝の上にあったお弁当と自分のを交換した

「えっ良いの?私、料理多分苦手な方よ?」

「良いんだよぃ!それに、十分うまいぜぃ!!」
ブン太はもう笑顔で食べ始めていて、私も食べ始める

「そう? ・・・ん!!やっぱブン太のおいしい〜♪」

卵焼きを口に入れると口の中にほんのり甘い味が広がる


おいしい!!!



「へへっ天才的だろぃ☆」

「うんっ!いいな〜私もこんな風に作れたらなぁ」
私はブン太のお弁当を眺めながら言う

「さっきも言ったけど海里のもうまいと思うぜ?」

「ん〜そうかな;;」

「そうだぜぃ♪・・!・・なんなら、教えてやろうか?」
悩んでる私を見て、ブン太は私の頭を撫でながら言った

「へ?」

「だーかーらー教えてやろうかって」

「いいの!?教えてほしい!!」

「いいぜぃ!んじゃぁ何教えてほしい?」

「そうだなー。。あ!お菓子!ケーキ作ってみたい!!」

「ケーキ?ええな!俺も食いてぇ!!・・ん?『みたい』って海里作ったことないのかよぃ?」

「うん。クッキーとかそうゆうのはあるんだけどケーキはないのよ」

「珍しい女子だな;;」

「あはは。で、いつ教えてくれる??!」
私は笑顔でワクワクしながらブン太を見る

「そうだな・・いきなりでええなら、今日はだめか?今日なら、部活休みだし・・」

「今日、か。良いよ!」

「じゃぁ決まりだな☆」
ブン太のその言葉と同時に昼休みの終わりのチャイムが聞こえて、私たちは慌てて屋上から出た

「じゃーねー!また後で!」
「おう♪」



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