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発見



「そんじゃ、コート行きましょか」

これから泊まる部屋等の説明を受け、

ついに、


「「よろしくお願いします」」
普段より活気付いた声が青空に響く



『練習』試合は始まった









みんなで何列かになって向こうの学校と向き合う

そんな中、私は緩む口で隣のブン太に小声を掛けた
「(ほら、私女だってばれてない!)」

「(いや、ばれてるだろぃ。あの包帯とかめっちゃ見てるし・・)」

「(えー、そうかな)」
呆れるブン太に私は口先をとんがらせながら呟く
そして動き出した周りと一緒に、私達も向こうの学校の人と握手をするため、ネットに近づいた



すると、

「・・クッ」
小さな笑い声が私の頭の上から聞こえた

「?」
それに、私は首を傾げながら顔を上げる
と、先ほどブン太が言っていた包帯君と顔を合わせた


うわ・・綺麗な、男の子・・


「いや、すまん
なんで折角のべっぴんさんがそないな格好しとるんやろ思うてな」
片手を口に当てながら笑うその人



「(やっぱりなー・・)」(by立海部員)



そんな彼に、少し見とれてしまったものの、
私はニッ笑いかえす

「なんのこと?」
それだけ言って、私はもとの位置へと戻った










「おもろい子、みーけ」




あ、握手するの忘れた・・。TLDR

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