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深入り


「もっと俺らをたよりんしゃい」


駅まで来る途中、色々とみんなにつっこまれながらも今日のお礼を言うと、みんなは優しく笑った


「へへ、ありがとう!」


よかった
いつものみんなだ・・














に、しても・・
ばれないと思ったんだけどな・・


「海里」


新幹線に乗り、窓の外を見ながらそんなことを考えていると、目の前の席に柳君が座ってきた


「・・いつまでその格好をしてるつもりだ・・」

「練習試合が終わるまで」
柳君の質問に私はニッコリと笑って答える

絶対に、試合に出てやるんだから・・!

すると、柳君はハァ・・と深いため息をついて・・
それから、


真剣な雰囲気を纏った


「・・どうしたの?」
それに、私も同じようにして言うと、柳君は一度視線を落としてから自然を振る舞った

「そんなにたいしたことではないのだが、今回の合宿、どうして四天宝寺なんだ・・?」
他にも近場にいるだろう、と柳君は言う

・・?

その質問に少し疑問を抱く

いつも、柳君はいつの間にやらデータでとか言っていらん事もしってr「で?」


・・・。
「・・すいませんでした。
 えっと、近場の学校で、神奈川の中ではそこまで心配するような学校はなかったし、関東内では氷帝は掛け合ってもらえなくて、聖ルドルフはまだ1年生を集めとちゅ「青学は・・どうだったんだ?」
私が説明をしかけると、柳君が寂しげな眼差しでそう訪ねてきた

「え・・、青学は1年生に強い子が入ったらしいけど、他学年のマナーが良くないからって、部長が・・」
そんな柳君の初めて見る表情に、少し動揺しながらも、私は真剣に答えた


「・・そう、か」

そう小さく言った柳君はどこか・・切ない、悲しい表情をしていて・・
何かあったことを物語っていた

「青学が・・どうかした?」
おずおずと、そう聞いてみると
柳君はその表情をしたまま無理に笑って、首を振った

「いや。
悪い、変なことを聞いてしまったな。」
自分の席に戻る、そう付け足して柳君は私の目の前の席を去っていってしまった

その背中を、私はジッと見つめる

「・・・。」


! だめ!私が考えちゃ・・!
誰だって、話せないことくらい・・あるんだから、
・・そう、だよ
自分だって何もかもをみんなにさらけ出している訳じゃないじゃない・・


そう
考えるのに、先程の柳君の言葉を回想すると

どこか、



寂しくなる自分がいた・・






「いや。
悪い、変なことを聞いてしまったな。」









もう・・会えないのか・・?
貞治・・TLDR


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あきゅろす。
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