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新たな君 幸村sid


なにが


「えへへ〜らいすきらよ〜」


起こってるんだ?




そこにいた海里以外の人間が動きを止める

「・・ちょっ!?海里!?」
仁王は顔を真っ赤にして、体を固めた


仁王でもそんな表情するんだね。


・・・

ん?

・・あ
っそれよりも!



サ ッ サ ト ハ ナ レ ロ !!

俺はハッと意識を取り戻し、怒りをあらわにする
「っっっっ仁王!!!!はなれーろーーーー!!!!
っくそ!あれは優斗じゃなくても有効だったのか・・っ!」
それは全員同じだったらしくて、向日が言うと、数人で仁王と海里を離れさせようと必死に仁王の体を揺さぶる





後の数人は・・



「(ぽかーん・・)」



まだ意識が戻っていないようだ・・


「ちょっ、やめんしゃi;;」
仁王はその揺れに酔いそうになりながらも片手で揺さぶる手達を攻撃する

「俺やりたかったのに・・!」
その戦いを見て芥川がすごい形相で仁王をにらんで、
それに苦笑いしながらも仁王は抱きついてくる海里を抱きかえしていt「・・・白Nあれ!?(つーか離れろ!!)」

そんな2人を見てか、やっと意識を取り戻したブン太が仁王にすりつく海里を指さしながら近くにいた鳳に問う


俺のナレーションをわざわざ邪魔して・・ね。


「・・・前に数回あったのですが、高熱を出したときのprincessは甘えた・・と言うか幼くなるんですよ・・」
それに対して鳳は不安そうに青ざめた顔で言葉をつないだ



そうなんだ・・!
へ〜、それはそれは・・

・・!・・というか・・、それより


鳳の言葉を聞き、つい口端が緩んだとき(あ、決して不純な事は考えてないから!)、目の端に写る2人・・


・・仁王




・・・・は な せ!!
「仁王?離れようか」

「!い、いやじゃ」
一瞬たじろぐ物の、絶対に放すまいとしっかりと仁王は海里を抱く


・・ちっ、仁王のくせに生意気だっ


「離れろって、言ってr「んぁれ?しっぽ・・」
俺が怒りのあまり笑顔になったところに、海里は顔を上げて、仁王の結んである髪を掴みながらそんな事を言った

「「?」」
俺らはその言葉の意味が理解出来なくて止まり、キョトンと海里を見る

「「「「「「「「「・・ハッ!」」」」」」」」」
跡部達氷帝は何かに気づいたらしく先ほどよりも急いで海里を仁王から離れさせようとする

「ppppprincess!!よく、よく見て下さい!!これは銀です!銀!!!」
「深緑じゃないで!!銀や!!」
「しかも顔違うだろ!!」
「つーか長さもかなりちがいまs「ゆーとらーーv「狽セから違うって《ガバッ》

海里は跡部達の言葉を無視して仁王にさっきよりきつく抱きつき、顔に顔をすりつけた

・・・その姿はまるで猫のようだ





俺は・・と言うと、
それを見て・・







体が動かなくなった





『情けない』

そうは思うけれど・・
やっぱりきついんだ

海里が俺以外の人に触れるのも・・
考えるのも・・



「ゆーと、大好き」
今まで舌が回らなかったはずの海里は、その言葉だけははっきりと・・切なく言った

その言葉に、その場は静かになる



こんな時でも・・
『優斗』さん・・の事は・・



そして、海里は一度仁王を見上げ、そいつの唇に自分の物を・・

え・・?
っ・・ちょっ!

《ゴツン》

俺が2人に手を伸ばした時、日吉が息を軽く切らしながら自分の鞄を2人の間に無理矢理押し込んだ

それにより、2人の唇が合わさる事はなく、その場にいた全員はホッと一息ついた

「princess!だーかーら、違いますって!!!!それ、さっき『まさはりゅ』って言ってじゃないですか!!!!」
日吉は鞄を投げ捨て、必死に仁王から離れさせようとする

「いやぁ、ゆーと!わかしがいじめりゅー」
そんな日吉の力に負けまいと、熱のせいもあるのか、海里は目に涙をためて仁王にしがみつく

「や、あの、え、ちょ//」
仁王は、何をすればいいのか分からずに両手を頭の横に上げて降参のポーズのまま動かない・・否、動けないのだろう

「はぁ、princess。それは仁王だ。優斗じゃない」
跡部がため息混じりに海里の顎をつかみながら言った

「・・まさはりゅ?」

「ん?あぁ、そうぜよ」
海里は首を傾げなら仁王を見上げる


「「「「「「(・・・っか、かわ・・///)」」」」」」



・・今、全員の心が1つになった気がした・・







「・・じゃぁ・・ゆーとは?」

ポツリ
今さっき和らいだその空間に落とされた言葉・・・

今度はその言葉で俺らは凍り付いた

「・・や、その・・」
跡部はぶらんと下げていた手を強く握り・・海里とは目を合わせない

他のメンバーは本当に凍ったように動かない


「そ、そうだ!princess、腹減っただろ?滝と樺地がおかゆ作ってくれるってよ!」
滝達に目を向け、跡部は必死に話をそらそうとしていた

「うん。すぐ作るから待っててね」
その視線を受け取り、滝は笑顔で答えて樺地も笑顔を返した

「おかゆ・・?」

「そう、『おかゆ』だ。princessが風邪引いた時とかよく優斗が・・」
跡部がそれた!と笑顔を見せたのもつかの間で・・、

「(しまったー;;)」
みるみる顔を青ざめさせた


・・馬鹿だ此奴・・


「?」
海里はそれを不思議そうに見つめている

「海里、おかゆは簡単に言うとご飯を柔らかく煮た食べ物だよ」

「・・おいしい?」

「うん!樺地が作るんだもの、おいしいに決まってる」
滝は、ニッコリと言い、隣の樺地はほのかに顔を赤らめた

「えへへ、じゃぁまってる」

「うん」
無邪気な海里の笑顔に滝はそう言って、樺地を連れてその部屋を出る



すれ違いざまに




跡部に「その間に寝かせちゃって」と告げて















・・・・あれ

滝って実はすごい人?TLDR


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あきゅろす。
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