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ドキドキDay

「はい?」
私が振り向くと、そこには背の高い男の人が2人

どうしたのかと私は笑いながら首をかしげる


なんか捜し物とかかな?


「ねぇ、君1人?」
その人たちから出た言葉はそんな言葉で・・私の中に疑問が生まれた

「あ、いえ、つれg「良かったらさ、俺ら暇なんだけど、一緒に遊ばない?」
私の言葉を遮り、ぺらぺらと話し出すその人たち・・

その姿を見て、なんだか嫌な予感がする

「だから、つれg「いーじゃんいーじゃん」
そう言って私の方へゆっくりと近づいてくる

なに・・?この人たち・・


『良かったら』とか言っておきながら私にはどうやら拒否権がないようで・・

「怖がんなくても大丈夫だって!ちょっと一緒に遊ぶだけだからさ」
言葉と同時にゆっくりと近づいてきていたその人たちの手が私の手に触れそうになる




“じゃぁ、始めようかv”



いまだに残っているその記憶が・・
また私を恐怖へと導く



「―っ」
嫌だっ



《パシッ》

「っ・・・ ・?」
私には触れていないのに、肌と肌のぶつかり合う音が聞こえ、私は細めていた目を開ける




すると


その人たちの手は白い肌に捕まれていた


「え・・ ・」
私は驚いた顔のまま、その白い肌を伝ってその人物を見る










そこには






太陽に輝かされた綺麗な銀髪・・






「雅、治・・」

「王子様華麗に参上ってな」
そうふんわりと安心させるように笑顔を見せた


「俺のなんでな。手、ださんといてくれ」
私を背に隠してその人たちに言う
声はいつもより少し低くて、、表情は・・

見えない


「っ はっガキが何言ってンだよ」
雅治を見て一瞬怯んだ顔を見せたものの、その人たちはおなかを抱える勢いで笑い出した

その男の人たちは大きくて、まだ中1の雅治をガキ扱いするのも無理はない






・・・ん!?

・・?
あれ;;・・?
背は低いと言ってもさ、結構雰囲気が大人っぽいあの雅治がよ?
ガキ扱いされてるって事はさ・・



・・・私は!?



え!?何!?
この人たち、あの噂のロリコンって奴d「フフ、海里、その言葉そのまんまその人たちに言ってあげなよ。周りから注目浴びるから」
;;
そのクスクスと笑っている声に私は振り返る・・



と、そこにはみんながいた

「『王子様』とか『俺の』とか不愉快な言葉が聞こえると思ったら・・面白い事してるね」
心底楽しそうに・・
否、不機嫌すぎて笑顔になってしまっている精市が左手を開いて、右手の拳を一定にぶつけていた


・・怖いよー・・ 涙


私は精市から一歩後ろに下がる



隣では雅治が私同様一歩下がって絶対に精市と目を合わせないように笑顔を貼り付けて、そっぽを向いた






「なんで2人して後ずさるのかな?」
笑顔で近づいてくる精市・・


ちょっ!マジで怖いんですけど!!

私はいつでも逃げれるように足に軽く力を入れておく。



すると、申し訳なさそうな顔をした柳生君がこちらに近づいてきた

おお、今の精市の横を通るなんて勇者!

「申し訳ありません。お1人にしてしまって・・」
そう、効果音にショボンとつきそうなくらいな勢いで言って、柳生君は私の手を引いて歩き出した
それに続いて後ろから柳君もついてくる

「え、そんな気におうことじゃないy「柳生、柳ー!スイカ残しとけよー!!」

あまりにも落ち込んでいる柳生君に、別に大したことがないと言おうとすると、後ろにいるブン太から声が聞こえる

「分かっている」

「大丈夫ですよ」

そう弟を見るとでも言うように苦笑いをしながら答える2人。

「柳生、柳・・海里に手、出したらどうなるか分かってるよね?」

「「;;;」」
ブン太とはうって変わって精市のさわやかな怒りのこもった少し低い声に口を紡ぐ2人・・

そして、2人は私を連れてそんなみんなからはドンドンと遠ざかっていく



・・ん?
「え、どこ行くの?みんなおいて・・」
その行動を不思議に思って、私は足を止める

「パラソルのとこだ。
後は思う存分あいつらにやらせてやれ」
『止める係』もおいたことだし・・と言葉の後に柳君は小さく呟いた



『止める係』・・
私は男の人たちの周りで腕をぽきぽき鳴らしているメンバーを見る









・・・ジャッカル君ですね。はい;;




・・・Σって

「ちょっ!みんな何するつもり!?」

「だーいじょうぶ。ただ、女の選び方教えてやるだけだから」

「そーそー、さっき俺らに話しかけてきたような軽ーい女の人とかね」

「まぁ、とりあえず、、海里に声を掛けたのは間違いだって事を・・」

そう、にこやかに私とは目を合わせずに言うみんな・・

これは危ない;;

野生の感とでも言うのか、、そう察知した私は柳生君の手を振り払い、みんなの元へ行こうt《ガシ》

「まぁ、殺しはしないよう言ってある。それに言っただろう?ジャッカルをしっかり置いてきたから心配はない」

ヒョイ

その言葉を聞き終わった瞬時

「ちょっーーー//!!下ろしてーーーー!!」
柳君に担がれて、そのままパラソルの方に連行された

〜//
肌と肌が触れてなんかものすごく恥ずかしいんですけど//














「遅いですね」

「ね・・」
パラソルの所に戻ってきて早30分・・
私達はちょこちょこと真田君が割ったスイカをつまみながら海を見ていた


あぁ、どうかジャッカル君、、無事でいて下さい・・


私は心からそう願った



「ん・・?あ、帰ってきたようだぞ」
遠くを指さしている柳君の声と一緒に私もそちらを向く

あ、ホントだ!









「ただいまー。」
ブン太や精市がそんな事を言って思わずクスッと笑う

すると、その2人の後ろからゆっくり雅治がゆっくりとこちらに向かってきた

「よっこらしょ、ほれ海里、午前の紅茶」
言ってシートに座ってる私の目の前にしゃがんでニッと笑い、ペットボトルを渡してくれる

「あ、ありがとう!お金、ちょっとまってね・・」
私は自分の鞄を取ろうとする

と、雅治にその手を取られた





「俺からの、プレゼント」





・・その表情と声変わりするかしないかのまだほんのり高かったはずの声は低くて、、すごく男の人を思わせた・・


「ま、飲みもんじゃ色気ないがのー」
ハハッと笑って雅治は立って、みんなにジュースを配りに行った




・・・


あーもう・・//

そんなにいろんな顔見せられたらドキドキしちゃうじゃない・・//


両手で顔を覆いながらそんな事を心で呟いて、今貰った紅茶を一口口に含んだ

「おいし・・」


「何が?」

「煤v
ヒョイッと私の横から顔を出した精市

「や、紅茶がね!」
いきなりの事だったから私は驚いて胸に手をやった

「へー、一口ちょうd「海里。スイカ、はやく食わないとブン太に取られるぞ」

「あ、うん!・・と、精市何か言おうとしてたよね?」
少し遠くから聞こえた柳君の言葉に返事して、何か言いかけていた精市に向き直る


「えーと・・」
精市は私の口元とペットボトルを2・3回交互に見る

?

「ん?」
今度は目が流れてる精市に笑顔で聞く

「いや、なんでもないデス//」

「?」
なんだか顔の赤い精市を不思議に思いつつ、私は立ち上がる


「ほら、精市も行こ!ブン太に食べられちゃう!」
言って私はかがんで精市に手を差し出した



「・・・  うん 」



「///」
精市は一瞬驚いた顔して、でも、すぐに無邪気に笑ったから・・

つい私はドキドキしてしまった・・








「おいしーね!」

「だろぃ!俺が選んだスイカだかんな!」
そう何故か誇らしげに言うブン太にクスリと笑って私はなんとなく周りを見渡す


と、
・・;;

1人パラソルにもたれ掛かってる可哀相な背中が目に入る

その背中は言わずとも知るジャッカル君で・・;;
さっき私達3人が居なくなった後、やっぱり無事じゃなかったそうな・・;;

てか真田君も・・そうゆうタイプなんだねー;;



そんな事を思いながら私はスイカとさっき食べたかき氷のスプーンを持ってその背中に近づく


「あーん」
言って、スプーンで掬ったスイカをジャッカル君の口元に持って行く

「「「「「「這這這煤v」」」」」

後ろでみんなが騒いでいる・・気がするけど、今はジャッカル君が先ー

「な//」
ジャッカル君は驚いて顔を赤くした

「?」
私は笑顔で首を傾げる



「「「「「「(ジー)」」」」」」

「い、いや、いいよ!俺後で食うから!(後ろの殺気がぁぁぁぁぁ!)」

「でも、、もうこれしかないの。ブン太が食べちゃったから・・」
私は苦笑いする

「いいいいや、じゃぁ俺いらなっ「えい!」買グッ」

「「「「「「煤v」」」」」

「へへー、おいしいでしょー!ブン太が選んだんだってー」
私はジャッカル君が口を大きく開けた瞬間にスイカをスプーンごとつっこんで、驚くジャッカル君とは違い笑顔を見せた

「;; ・・へー・・//」
少し苦笑いをした後、ジャッカル君も笑った

良かった・・。
元気(?)になってくれて!

思ったのと同時に、ジャッカル君と笑い会u「ちょい、海里。こっち」
その瞬間、雅治にそう手招きをされて、私はジャッカル君に一言告げて雅治の方へ向かった












・・・後ろで元気づけたばかりの人が笑顔の5人組に囲まれてるとも知らずに・・・・



















「なにー?」

「ん?いや、ちょっと話そうかの」

「?」
私はあまりににこやかに笑う雅治を不思議に思い、みんなの方にも目を向けy「伯ゥるな!!」
言って私の目は雅治の手によって隠された

「!? なんで?」

「・・えーと、、どうしてもじゃ」

「?」

「気にするんじゃなか・・」


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あきゅろす。
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