おっちょこちょい
「あ、ストップ!そこ!そこ!」
「ここ・・ですか?」
シュッ
「狽ぶねーーーー!!柳生、それ俺だから!!!」
「狽キ、すみませんっ!!」
そんな2人を見て爆笑するブン太と雅治;;
現在、さっきの続きでジャッカル君の夢(?)のスイカ割り中・・
なんだけど・・;;
「ちょっ!ブン太!お前俺狙ってるだろ!!」
目隠しをして、ジャッカル君に棒を振り回すブン太・・
・・・
・・きっと、ジャッカル君はスイカ割りを間違って覚えると思います・・;;
そんなジャッカル君を私と柳生君が哀れみの目で見ている
と
「ククッ、あー笑った。・・と、笑いすぎてのど乾いたけぇ、ちょっくら海の家行ってくるぜよ。」
『どーせ、次は真田じゃから、わられてしまうしのぅ・・』とつまらなそうに呟いて、雅治が立ち上がった
「あ、なんかほしいもんあるか?ついでに買ってくる」
歩き始めようと踏み出した足を止め、私たちを見る
「俺ラムネが良い!ラムネ!」
「あ、俺も」
「スポドリを頼もうか」
「では茶を頂こう」
「私もお茶で」
「んー、、・・・炭酸」
みんなが次々に言う
私はというと、のどが渇いているのに特に飲みたいものがなくて、考えていた
「海里は?」
雅治が優しく私を見る
・・・
っ//
不意打ちなそれに私は一瞬心臓が止まった錯覚に陥った
びっくりした・・//
いつも意地悪な雅治が急に優しく見てくるから・・
水着で!!(重要点)
「どうかしたか?」
「Σなんでもない!
えーっと、あ、私も一緒に行く!」
不思議そうに近づいてくる雅治に『1人じゃ持てないでしょ』と付け足して私も立ち上がる
「なんだよぃ、海里が行くなら俺も行く!」
言ってブン太がついてこようとするのを私は心配してくれてるのかと思い、『大丈夫だよ』と言って雅治とともにその場を後にした
「んー、、あ!私、午前の紅茶にしよ!」
雅治と一緒に海の家にならびながら売ってる飲み物を見ていると、私はなんだかそれが飲みたくなって呟く
「ん?それにするんか?じゃぁ奢ってやるきに」
「えっ!?いいよ、自分で払・・?」
言ってくれる雅治に悪いよと言ってポケットからお財布を出そうとする・・
が、、
入って居ない
Σしまった!!忘れた!!
「クック、忘れたんか?仕方ないのぅ・・。・・ん?」
笑って私を見る雅治はポケットを探り、私と同じような声を出す
もしかして・・
「雅治も人のこと言えないじゃん」
私は察してさっきの雅治と同じ顔をして言う
と、雅治は悔しそうな顔をした
「今とってくるけぇ、そこにいてくれ」
それだけ言って、雅治はみんなの元へ走っていった
雅治でもこんなおっちょこちょいあるんだ。と
私はその背にニヤリと笑みを向けた
・・・15分経過・・・
あれ;;?
遅いな、雅治・・
私は心配になり、自分たちのパラソルの方へ背伸びをしながら目を向ける
「ん?あれ・・?」
私の見た先には、みんな
と
4人組のお姉さんたち
Σあ、あれはもしや『逆ナン』って奴!?
すごーい!
やっぱみんなかっこいいもんなぁー
私は『中学生』ってやっぱ大人なんだ!と目をきらきらさせた
その時・・
「ねぇ」
肩を誰かに叩かれた
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