方向
「残念じゃのぅ」
「ですねー」
只今スイカ割り中です!!
雅治・柳生君が終わり、、
ついに私の番・・♪!
正直に言うと、、
スイカ割り初心者だったり・・・します・・;;
でも、まっ!雅治と柳生君を見て何となく分かったから、レッツトライ☆
「海里、後ろむきんしゃい。目隠ししてやる」
言って、私の後ろに回る雅治
「あ、ありがとう」
私は雅治にはちまきを渡す
「あーなんかええのぅ。なんかのプレイみたいじゃ」
「は?」
突然変な事を言う雅治に(しかも楽しそう)不思議な声が出る
プレイ・・?
テニス?ゲーム?
あ、それじゃ目隠しいらないよね
んー、、プレイねぇプレイ・・「海里、それ以上考えなくて良いよ。変態はほっとこうか」
そうニッコリと言う精市
その笑顔に何か危険を察知した私は「は、はーい・・」と小さく言って、雅治は海の遠くを見つめて精市と目を合わせないようにしていた
えーと、気を取り直して!
私の番・・!
「右じゃ右」
「あっ、何言ってんだよぃ!左だ!ひ・だ・り!海里、仁王の言う事信じるなぁ!」
「え;;ちょ、どっち信じれば;;」
2人の声に私は一度足を止める
んー・・;;2人だったらブン太を信じた方が妥当なのかな・・;;
「海里、違うよ。そのまま、まーーすぐ来るんだ」
今度は精市の声・・
・・・なんか1番信じてはいけない気がするのは私だけですか・・・・っ
「卯月、一歩右に行って一回転だ」
「分かった!」
真田君の声にすぐさま反応する
だって、、このメンバーで1番信用できるのは・・・ねぇ?
横から
「なんで真田の言う事信じるんだよー」
等が聞こえたのはあえてスルーだっ
ゴン
当たった!
当たったけど・・
私はそっと目隠しを取る
・・割れてない・・((涙
「まぁ、分かってた事だな」
クスと笑って私を見る柳君に私は少し頬を膨らませる
そして、ふと1つ気づいた事・・
さっきまでおそらく私が居たところの右には・・
雅治
そして、左には・・
ブン太
さらに、真っ直ぐ行ったところには・・
精市
・・・
真田君信じて良かったー・・ ・
残念そうな顔をする3人とは裏腹に私は苦笑いをしながらホッと胸をなで下ろした
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