私の気持ち
バサ
ひらりと風に少しなびかれて地面につく布
そして
道行く誰もが振り返るほどの
鍛えられた綺麗な体
・・・
あの、
これ・・
いじめですか///
「何、見とんのじゃ?」
ニヤニヤとこっちを見てくる雅治
「i・・いや、べ、別に?」
必死に赤面をこらえてそっぽを向く私に何人かの笑い声が聞こえた
いや、だってなんか・・照れるでしょ//?
目の前で服(といってもTシャツだけども;;)脱がれたらさ//
「さっきの俺たちの気持ち分かった?」
これまたニヤニヤとしてくる精市
「・・」
それに口を閉ざす私にまたみんなが笑った
「ほら、いつまで黙ってるのさ?海、入ろう?」
そう言って海にバシャバシャと水をかき分けてみんなが入っていく
「今行くもん!」
私は言ってみんなに駆け寄った
バシャ
パシャ
「ちょぉぉ!メガネはやめて下さいよぉぉぉ!!」
「プリ」
「あはは」
結構深いとこまで好奇心でみんなで入っていって、雅治が思いっきし柳生君に水を掛けた
そして、それにつられて全員で水の掛け合いが始まった
「柳君ジャッカル君真田君覚悟!!」
言って私は近くにいた3人に勝負を申し込み水を掛けtザバーーー!
上から水を掛けてきた真田君と柳君とジャッカル君
・・これさ、この中で背の低い私(ブン太もだけど・・!)不利じゃない!?
それでも私は負けじとみんなに水を掛け帰す
くそぅっ!余裕の笑みがむかつくぞ!!3人!!
私がキッと3人を軽く睨み付けると、3人は面白そうに笑った
やっぱり、みんな中学生だなーってこうゆう時ふと思ったりする・・
あ、私もだけどね!
バッシャァァン!!
「「「「「「煤v」」」」」
急に派手な音が鳴って、鳴った方を見る
「ゲホ、グ、はぁ・・ゲッホッグッハ!な、なんじゃ急に・・はぁ、幸村」
そこには、鼻とのどを押さえて目をギュッと瞑ってる雅治
と
とーーーーーってもさわやかな笑顔の精市;;
どうやら精市が雅治を数十秒間水の中に沈めていたようだ・・ ;;;;;
「いやぁ、お・か・え・し?」
「秤エが何をした!?」
本気で焦ってる雅治に、多分本当に何もしたつもりはないんだと私は思った
「ん?覚えてないの?」
その顔に柳生君がビクッと反応した
・・・?
狽っ!昨日の、、精市は雅治だと思ってるんだ・・!
その柳生君に気づいて雅治は「テメェ」と目で柳生君に訴えていた
「(仁王君、すみません〜;;;;;)」
「(覚えとれよ#?)」
「ふぅ、疲れたねぇ」
「だねぇ〜」
私と精市はパラソルの下に座り、ふぅ〜と一息ついた
「でもさ、よかったの?」
「ん?何が?」
「スイカとお昼ご飯当番」
「あぁ、良いんだよ。俺が勝ったんだから♪」
「;;;」
さわやかに笑う精市に私は、怖くなり、口を閉ざした
どうやらさっきの水掛け勝負には勝敗があったらしくて、あのあとすぐに精市が私以外のみんなを沈めたため、勝者は精市だとか・・・(精市が決めたんだけどね;;)
で、負けた人はスイカ割り用のすいかと、お昼ご飯を買ってくるように命じられた
ので、
今は2人でのんびりと(?)していた
私は行かなくて良かったのかなぁ;;
「ねぇ、海里」
「ん〜?」
「あの、さ」
「うん?」
普段とは違い、顔を赤く染めて頑張って私の方を向こうとする精市を不思議に思い、私はそっちを向く
「その・・、、
水着、、
に、
似合ってる・・よ//?」
言い終わった瞬間精市は顔を真っ赤にして、後ろに倒れ込み、顔を覆った
『似合ってる・・よ』
その言葉が私の中でエコーされて・・
「え・ぁ、えっと・・//」
徐々に私も赤くなった
どうしよう・・
嬉しい・・//
少し、とまどいながらも私は精市と同じように倒れ込む
「え・・と、・・あ、ありがとう//」
顔を合わすのはなんだか恥ずかしいから、上を向いたまま・・
あれ・・?
私、柳君が言ってくれたときこんなだったっけ・・?
・・あぁ
やっぱり
私は・・
私にとって精市は・・
「どう、いたしまして・・//」
ぎこちなく答える精市にまた私は熱くなる
「「・・・//」」
「「っぷ」」
2人で赤面して一瞬シンとすると、
それがなんだかぎこちなくて・・、
いつもとちがくて、、
2人同時に笑い出した
「ふふ、なんか変なの」
「ね、なんか改まっちゃった」
笑うと同時に2人とも体を起こして笑いあった
そして顔を見合わせていると、ゴツンと頭が当たって、またそれが今の私たちには面白くて・・
あぁ
なんだか良いなこうゆうの
あのね、精市
私ね、夢を見たの
精市と優斗の夢
私はどっちに真っ先に駆け寄ったと思う?
それはね?
今はまだ・・教えて上げない♪
でもね。
きっと私、嬉しくってすぐに言っちゃうと思うの。
だから、その時まで少し待っていて?
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