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ちょっとの勇気と素直な言葉

「ひゃっほぅ!」


「夏だ!」

「海だ!」

「「サマーラ○ドだ!!」」

私が某ランドの(意味無し)フレーズを言うとブン太がのってくれて、最後に声が合わさったと同時にハイタッチをした




只今、別荘から海まで距離があったので水着の上にシャツを着てみんなで海に来てます!




「はぁ、恥ずかしいからやめてくれないか?」
私たちがはしゃいでいると、言って頭を抑える柳君

それに私たちは目を合わせて笑い

「「さーせんっ♪」」
と軽く返事した

それにまたため息をつかれたのは言うまでもない・・


ふふ柳君、なんだかお父さんみたいだなぁ



「なんだか双子の悪ガキを持った気分じゃ」

「博ク礼な」


そんな話をしていると真田君と柳生君がせっせと砂浜に穴を掘ってパラソルなどの支度をしてくれていた

「2人ともごめんっ!ありがとう!!」
私は気づいて、すぐに2人の方へ駆け寄る

「いえ、大丈夫ですよ。もうできますし、先に更衣室に行って着替えてきてください」
そうニコッと返事する柳生君

更衣室・・
私は遠くに見える女子の更衣室に目をやる


・・・遠い・・・

「え?いいよ。どうせTシャツ脱ぐだけだし・・」
と言って私はTシャツの裾を両手で持ち、脱ごうとs「狽アこでぬぐんzy《ドーン》


ムニュ



「「「「「「「「「煤v」」」」」」」」」


「はっろー♪私の海里!そして、気持ちいーぞv」

雅治の声が聞こえたと思ったら、言って私の背中に突撃してきて・・・む、、胸を揉む美和


一瞬何が起きたか分からなくて、私はTシャツを放し、みんなは固まった


「みみみみみみみみ美和!????!?!!?!?!」

「あっはは〜、海里どもり過ぎー」
私は驚きのあまり、声を大きくして言うと美和はクスクスと笑いながら言った

「いいから、はなsっ・・んっ、ちょ」

「海里かわいいーv」

((((((((/////))))))))


「美和ってばっ!!」

「分かった分かったー、へへっやっと触ってやったぞ!そして、私に少し分けなさい!」

「うるさい//」

この子は・・っ//


ふとみんなの方を見ると、顔を赤くしてボーっとこっちを見ていた

そのみんなを見るとますます恥ずかしくなってきて、私は軽く冗談程度に美和を睨み付けた

「あー、怒んないでよぉ」

「知らないっ」

「もー、、あっ!こうしてる場合じゃない!!私お昼ご飯の材料買うの頼まれてたんだっ!!」
言って勢いよく美和は立ち上がった

「じゃ!海里!」

「なっ」

何しに来たのよ!!
そう思って言おうとしたとき、雅治が口を開いた

「おい!美和とか言ったな」

その声に美和は急ぎ足なのに振り返る



グッ



振り返った瞬間、雅治は口と鼻を片手で抑えながらもう片手を美和の方に親指を立ててつきだした

「?・・・・ !」
そして美和は、何かを察したようで雅治と同じように親指を立てて雅治の方につきだした

「テニス部美形変態集団!感謝せよ! じゃね!海里」
それだけ言って走って行ってしまった美和

・・・



何!?!??!




てか、変態って・・;;



「えっ!?何!?」

「気にするんじゃなか。(あの女余計な言葉まで・・!)」
私が振り返り、みんなに問うと雅治が軽く眉を寄せながらニヤリと笑って言った

「えー!気になる!今なんかみんなと美和が繋がりあった気がしたもん!!」

「(繋がりあった・・?)気にしないで良いって。ほら、それより着替えてきな」
精市はそう言って私を促す

「良いって!Tシャツ脱ぐだけだし」
私は言葉と同時にTシャツを両手でつかみ、頭の上に持って行って頭からその布を脱いだ

「ちょっ//!」

「はぁぁ;;女なんだから少しは恥じらいを持て」
口々に言ってくるみんなに私は唇をとがらせる

「良いジャン〜・・。
それより!!感想は!?」
「ど、どう!?」と恥ずかしながらもみんなに水着姿を披露してみる

海やプールなんて久しぶりだから今日のために買ってみた水着・・
普段なら恥ずかしくてこんな事しないけども、少し頑張ってみる



だって、昨日浴衣みんな無言だったんだもん・・・((涙


「・・・どうって・・」
そう、目をそらす柳生君

「「「「「「「「・・・・・//」」」」」」」」


「・・・」


っう、またノーコメントだっ
・・・私、やっぱ惨めな体型してるし、、
やっぱりこんな露出が高い水着なんか選ぶんじゃなかった・・!((涙



・・・・でも・・さ・・
私だってこの水着買うのすごい悩んだし・・
・・勇気・・出したのにな・・





そんなことを考えて、眉を下げていると静かな足音とともに柳君が近づいてきた

そして結んでいる髪の端をそっと引き、







「似合ってる」











そう言って、握っていた私の髪に軽くキスを落とす

「・・ホント・・?」

なんだか、最初ノーコメントだったのが悲しくて私は呟くように柳君を見る


「あぁ。可愛い。・・・すごく、似合ってる」


「・・・」



ボンっ

「///」

私の顔は一気に赤くなった

「フッ、言ってほしそうな顔してたのに照れて・・ホント面白いなお前は」

そう笑いながらクシャリと頭を撫でてくれる柳君


「いや、だって・・//」

あぁ、自分ってかなり現金だなぁって思いながらも私は嬉しくてつい、顔がゆるんだ

「フッ、じゃぁ海はいるか。幸村達、いつまで放心してるつもりだ?行くぞ」

言って私の手を取り、海の方へと歩いて行った柳君に私は少しドキッとした





そして、精市達の横を通り過ぎる時に私には聞こえないくらい小さな声で


「フッ、本気で手に入れたいのなら・・少しは素直になった方が良いぞ」


ボソリと何か言って・・
私はその言葉が気になった












「蓮二」
精市はそのままの体制で、私たちに背を向け、柳君を呼ぶ


「フッ、動揺するのもどうかと思うけど?シャツ。脱ぎ忘れてる」


(っ俺とした事が・・!)

(フッ勝った!)











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