初めての銭湯
「あたたた;; すみません」
「いえ、こちらこそ;;・・って、
海里じゃん!」
その聞き覚えのある声に私はその人を見る
その人物は・・
「美和!?」
そこには最近話していなかった仲の良い友人
「おひさー☆」
ニコニコとタオルで髪を拭きながら私を見る美和
「わぁ!久しぶり!・・こんなところでどうしたの?」
「ん?あー、今、おじいちゃんの家がこっちにあるから遊びに来てるんだけどさ、私のお風呂の順番になったらお風呂壊れちゃって;;」
「あれま;;それはそれは;;」
「あはは〜。でも、長居しすぎてのぼせそうだったからもう出るんだ。海里、もう少し早く来てくれれば良かったのに〜」
「ごめんごめん」
わざとらしく言う美和に私も同じように返す
「(笑)・・・でもさ、以外。海里って銭湯くるようには見えない」
「なにそれ(笑)でも、実は初めてだったりするよ」
あはは、と私は笑ってみせる
「あ、やっぱり? ・・・てかさ、それより・・
海里、着痩せするタイプ?」
「は?」
急な話の振り方に私はあほみたいな声を漏らした
「なに?それは太ってると言いたいの?」
私は美和のほっぺたを握る
「ちーがう;;ちょっ痛い;;」
言う美和は本当に痛そうだったから私は手を離した
「普段からでかいでかいとは思ってたけど・・・服なしで見るとますます大きいなーってv」
「へ?」
にやにやと美和が視線を寄せてるところをむく
Σ!!?!?//
「ちょっ!あんたどこ見て//」
私は思わず胸を持っていたタオルで隠す
「だって、大きいんだもんv私に少しわけて〜」
「美和、もうあがるんでしょ//!ほら、さっさと着替える!!」
そう言って抱きついてきた美和を私は押し戻すようにはがした
「む〜。わかりましたー。・・ふふ、じゃぁね!あ、雨今さっきあがったから露天風呂よかったよぅv」
楽しそうに言う美和に私は軽く手を振る
・・てか、雨あがるのはやいなぁ;;
とか考えつつ美和から目を離してお風呂に目をやる
・ ・ ・ ・
「すごーい」
体洗うところがいっぱいある〜!
それに美和しか居なかったのか、貸し切りだった
なんだかそんなことに楽しくなっちゃって、私は鼻歌を歌いながら頭や体を洗っていく
「〜♪〜♪」
洗っている最中、男湯の方から「どわー!!お前らしっかりしろ!」などの声が聞こえたが、その周りの声は楽しそうだったため、私は気にしないことにした
洗い終え、室内の大きなお風呂につかる
・・そう言えばさっきあっちから声が聞こえてきたって事は・・
「みんなー?」
私は貸し切りを良いことに声を大きく出してみる
と、すぐに声が帰ってきた
[・・dddどどどうしたぁー?]
帰ってきた声はなぜかすごくどもっていが;;
「どうしたって;; そっちこそどうしたの?さっきから軽い叫び声とか聞こえてくるし、そんなにどもってるし・・;;」
[nnなんでもねーーって//!![海里ー!そっち貸し切りかー?]
返してくれたブン太の言葉を遮り、雅治の声が聞こえる
「うん!そっちは?」
[こっちも貸し切りじゃー。]
「そっかー」
私が言うとまたみんなの方が騒がしくなった
すると、ふとさっきの美和の言葉を思い出す
‘露天風呂’
みんなまだ入ってるし・・
・・行ってみよ♪
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